うつ病とは

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うつ病とは、環境や性格、遺伝的要因など様々な要因によって、抑うつ気分や頭痛、不眠などいくつかの症状がほぼ一日中毎日続き、社会生活や日常生活に支障をきたすような状態のことを指します。
 

症状としては

・気分の落ち込み

・無気力無関心

・睡眠障害

・意欲の低下

・集中力の欠如

・頭痛、めまい

・食欲不振

などの精神的身体的症状があげられます。
 

うつ病の発症は、性格、遺伝的体質、生育環境、身体の病気、飲んでいる薬、ストレスなど、様々な要因が複雑に絡んでいます。
 

ですから、うつ病の原因を端的に説明するのは本来とても難しいことなのです。簡単にいえば、「脳のエネルギー不足」によって、脳全体のシステムのはたらきに不具合が生じてしまい、意欲の低下や気分の落ち込みといった心理的症状や、眠れない、頭痛、倦怠感などの身体の症状など、様々な症状として現れているということが言えます。
 

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こんなにいろいろある、うつ病の種類

うつ病にもいくつかの種類があります。種類が異なると対処法も変わってきますので、自己判断せず、専門の病院で適切な診断をしてもらうことが大切です。
 

「単極性うつ病」と「双極性うつ病」

うつの症状だけが表れる症状を「単極性うつ病」といいます。
 

一方、うつ状態の時と躁状態のとき両方あるものを「双極性うつ病」といいます。
 

特徴による分類

うつ病になった経過や症状によっていくつかの分類があります。
 

・メランコリー型

仕事や学業など様々な課題に過剰に反応しているうちに、脳のエネルギーが枯渇してしまったような経過をたどるものに対して「メランコリー型」と呼んでいます。
 

特徴としては、気分がよくなることはない、食欲不振と体重減少、早朝覚醒、過度な罪悪感などがあります。
 

・季節性うつ病
特定の季節になるとうつ病を発症し、季節の移り変わりとともに回復していくものです。
 
冬季うつ病が最も多く、うつ病と日照時間との関係が示唆されています。
 

・産後うつ病
産後4週間以内に発症するうつ病です。出産による体力の消耗に加えて、ホルモンの大きな変化や授乳による睡眠不足、育児不安などが発症の要因とされています。
 

・非定型うつ病
気分が良いときもある、過食気味で体重が増加する、過眠傾向など、メランコリー型とは逆の症状を見せるものです。
 

これだけを見ても、うつ病の原因がひとつではないことがわかりますね。
 

うつ病の原因はとても複雑です

さまざまな研究によって、うつ病を引き起こす原因は1つではないことがわかっています。直接の大きな出来事がきっかけになっている場合もあれば、小さなストレスが長い期間の間に積み重なって発症の要因になっているケースもあります。
 

またそのような環境要因以外にも性格や遺伝的な要因も関係しています。
 

環境要因

大切な人の死や失恋などの喪失体験や受験などに失敗してしまったという体験が大きな心的ストレスとなり、うつ病を発症するケースは多いです。
 

また、職場や家庭でのトラブルや役割の変化も発症の要因になります。子どもが巣立ってしっまった後に母親がうつ状態になる「空の巣症候群」などがあります。
 

性格的要因

几帳面完璧主義生真面目仕事熱心、ルールや人の輪を大切にするといった性格の人は、人に気を使い神経をすり減らすことも多く、脳のエネルギーを使い過ぎてしまいます。このため、脳のエネルギーが不足してしまうとうつ病を発症してしまいます。
 

遺伝的要因、脳の機能障害

これまでの研究では、うつ病の人では脳の中で神経と神経の間の情報伝達を担っているセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の量が少ない、うまく伝わらないなどの傾向があることがわかっています。
 

これらの物質は意欲ややる気、集中力や判断力、食欲や性欲などといった心身のはたらきを調節する物質なので、不足することによって、うつ病の症状が引き起こされると考えられています。
 

治療法

うつ病の治療は、状態によって投薬治療、精神療法や身体療法を組み合わせて行われます。
でも、まず一番大事なことは休養を取ることです。
 

まずは、しっかりと休養を取ることです

うつ病になる人の性格には、生真面目仕事熱心几帳面で完璧主義といった傾向があり、ついがんばりすぎて脳がガス欠になってしまった状態です。
 

でもストレスがかかった状態では、投薬治療などの効果も上がりません。早めの十分な休養が早期回復につながることを理解して、まずはゆっくり休みましょう。

 

お薬による治療法

うつ病のお薬は、先ほどお話しした神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンのはたらきを補う、SSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)といった抗うつ薬が用いられるのが一般的です。
 

効果が表れるまでに1月近くかかりますが、すぐに効果が表れないからといって勝手に服用を中止せず、副作用などについても主治医とよく相談しながら治療をすすめていきましょう。
 

身体療法や精神療法

十分な休養、お薬による治療と並んでうつ病治療のもう一つの柱となるのは身体療法精神療法です。
 

身体療法では、電気けいれん療法、高照度光刺激療法などがあります。
 

精神療法は投薬によって重い症状が落ち着いて回復期に入ってきたころに開始されます。うつ病の人の思考パターンを改善する認知行動療法や、患者が抱えている人間関係の問題を解決するための対人関係療法などが行われます。
 

さらに回復がすすむと、復学や復職など社会復帰に向けたリハビリテーションが行われます。再発予防のためにはリハビリテーションが非常に重要です。
 

このようにうつ病は、症状や発症の要因ともにたくさんの種類がある、想像以上に複雑な病気です。自分では気づかないところに発症の要因が潜んでいるかもしれません。
 

特に理由もないのに、メランコリックな状態が長く続く、夜眠れない、朝がつらいなどの状態が治らないようであれば「うつ病」を疑ってみた方が良いかもしれません。
 

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