うつ病 環境的要因

うつ病の原因には、環境的要因性格的要因遺伝的要因などの複数の要素があり、これらの要素が互いに絡み合って発症すると考えられています。
 

ですから、うつ病の原因は一人一人違ってくるのは当たり前のことで、うつ病の治療は個々の置かれている社会的環境や家族環境に照らし合わせて原因となる要素を取り除いていくということも必要になってきます。
 

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環境的要因

うつ病は仕事や学業のストレスや人間関係のストレスなど、社会環境的な的な要因が引き金となって発症することが多いようです。仕事や学業のストレスというのは、がんばってもがんばってもうまく結果が出せない、成績が芳しくないなど理想と現実のギャップがストレスになる場合です。
 

苦労をしてもそれなりの成果や報酬があれば、ストレスも解消されるのですが、成果が上がらない、そのことについて責められるということが長期間続いた場合に、次第に自信を無くし追い込まれてしまいます。
 

また、人間関係のストレスといえば学校の友人や職場の上司との折り合いが悪い、夫婦間の不和、ご近所付き合いがうまくいかないなど長期にわたる身近な人とのトラブルは確かに大きなストレスです。
 

さらに、身近な人や大切な人との別離や死別といった「喪失体験」もうつ病のきっかけになります。長期間の重いストレスは抗ストレスホルモンであるノルアドレナリンの不足を生じ、意欲の減退や抑うつ気分を引き起こします。これがうつ病のきっかけとなることも示唆されています。
 

また、同じく抗ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されたままの状態が続くことによって、脳の神経細胞が委縮してしまう可能性が動物実験で示唆されているのです。環境的要因は、取り除くことが容易ではないため、すぐにストレスから解放されることが難しいこともうつ状態が重症化してしまう要因です。学校や職場であれば、何らかの相談体制があるはずですからそのような期間に相談して環境を変えてもらうことをおすすめします。
 

性格的要因

うつ病になる人の性格の傾向として
 

・几帳面で完璧主義である
・生真面目で手が抜けない
・ルールから逸脱できない
・人や組織の輪を大切にするあまり、ノーと言えない

 

など、人に気を使いがちだったり、神経質であったりという傾向が見られます。
 

また、うつ病の人では、人のネガティブな表情に過剰に反応しやすいという研究結果もあります。
 

つまりこの傾向によって普通の人よりも過度にストレスを受けやすく抗ストレスホルモンの過剰分泌や不足などを生じやすいのです。
 

また、うつ病になりやすいいくつかの傾向があります。
 

循環型

気持ちの移り変わりが激しく明るく陽気なときと暗く沈んだ時が交互に現れます。肥満型の人に多いとされます。
 

執着型

ひとつの物事に執着しやすく、几帳面生真面目完璧主義なところがあります。このため、心にも身体にも疲労を蓄積しやすく、過労からうつ状態になってしまうタイプです。
 

メランコリー親和型
生真面目、几帳面でルールや秩序を忠実に守ります。周囲にも気を使い常識的で模範的なタイプですが、環境やルールの変化に対応できず、時として破たんします。
 

非定型うつ病

最近の若者に増えているとされるのが非定型のうつ病です。他人の目や意見を気にするあまり、自己主張を抑え、自分を殺して人に尽くしますが、それがやがてうまくいかなくなり、うつ病を発症します。このタイプは、休日には比較的元気に過ごせるという特徴があります。
 


うつ病気質というものが確かにあるようですね。環境からくるストレスや自分の持っている気質から生じるストレスが、脳にダメージを与え、うつ病を発症するという印象です。環境や考え方を変えてみることもうつ状態を改善するひとつの方法かもしれません。

 

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