うつ病克服

うつ病になってしまった人たちにとって、「いつまでこの状態が続くのだろう」という不安は常に心の片隅にあるのではないでしょうか。
 

「早く良くなって社会に出たい」と焦る気持ちがあるうちはまだ心のどこかにエネルギーが残っているのかもしれません。
 

すべてを投げ出して「このままでもいい」と思ってしまったら…。そんな状況から抜け出すカギはあるのでしょうか。うつ病の克服法について、探ります。
 

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うつ病の克服法はあるのでしょうか?

なぜ人はうつ病になってしまうのでしょうか。うつ病にもその人にとって何らかの役割があるのでしょうか。うつ病のはたらきとして、
 

  • その人自身の脳のはたらきを正常に戻す
  • 消耗してしまった生命力を回復させる

 
などがあるようです。では、うつ病を克服するためには、どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。
 

お薬よりも、環境が大事なのです

抗うつ剤などのお薬を指示通りに飲んでいればうつ病は治ると考えている方も多いとは思いますが、残念ながら、それは間違いなのです。
 

うつ病の原因には、心身の過度な疲労があります。ストレスなどの影響で、抗ストレスホルモンの分泌に異常が生じています。
 

お薬はこの「ホルモンの分泌異常」など体の症状に対する効果はありますが、心身の疲労を回復するためには、ストレスの原因を取り除き、心と体を休めることです。
 

  • うつ病の原因が職場のストレスなら、仕事を変えてもらう、休職する
  • 学校でのいじめなら学校ぐるみで対応してもらう、転校するなど

 
など、原因となっている環境にはたらきかけ、ストレスから心も体も解放させることがいちばん大事なのです。
 

病院選びも大事です

いくら評判がいい病院でも、通院に時間がかかったり患者さんが多くて待ち時間が長かったりする病院はやめておきましょう。
 

うつ病の人は体も心も疲れ切ってしまった状態です。通院に無駄な労力を使うことは良いことではありません。
 

また、うつ病の治療は継続して経過を見ていくものです。通院が大変な病院を選ぶと途中で治療をやめてしまうこともあり、治療も続けられません。
 

また、うつ病の治療には医師との信頼関係が大事です。あまり労力をかけずに通えて、主治医の先生との相性も良い病院、むずかしいことかもしれませんがそんな病院を選びましょう。
 

もし、相性の良い病院が見つからなかったら?

すぐに通える病院が見つからなかったら、まずはできることから始めます。環境を変えていくことから始めましょう。
 

自分がうつ病であると思っても、そのままのストレスフルな生活をしていたのでは状態を悪化させていくだけです。
 

仕事や家事のペースを落とし、休養を取ることを意識しましょう。そのために、家族や同僚などに、自分の状態を伝えることが必要になるかもしれません。
 

心の病に対する職場の相談体制が整っているならば、相談してみるのも良い方法です。
 

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うつ病治療中の人に必ずやってほしいことって?朝の儀式

うつ状態の人は睡眠のリズムが崩れがち。朝は起きられず、昼間寝ていて深夜まで眠れずに起きているという人も多いかもしれません。そんな人でも必ずやってほしいこと、それは朝の儀式です。
 

  • 朝5~7時の間に必ず起きる
  • 布団から出て歯磨きと洗顔を行う
  • 窓を開けたり外へ出て深呼吸を行う
  • できる人は、ストレッチやラジオ体操を行う
  • 軽くても良いので朝食をとる

 
これを毎朝続けましょう。朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ生体リズムが整うことになるのです。
 

朝の儀式の後はできることを自分のペースで行い、もちろん休息しても構いません。朝の儀式を行うことで大脳のはたらきを活性化せる効果があります。うつ病の回復に効果的だといわれています。

 

うつ病の時にこそ、食べてほしいもの

うつ病の症状に食欲減退があります。食欲がなくなり気づかないうちに体重が数キロも減ってしまうこともよくあります。
 

当たり前のことですが、食欲不振は栄養面で問題になります。でも、起きるのがやっとの状態ではあれもこれもというわけにはいきません。そんな時にとってほしい食材があります。それは?
 

  • バナナ
  • 牛乳
  • ニンニク

 
です。これらは医学的にも栄養学的にもその効果が認められている食材です。
 

バナナは、カロリーが高い上に消化が良く栄養バランス抜群です。その甘美な甘さには疲労回復効果や集中力を高める効果、イライラを鎮める効果など、うつ病の症状の改善に良いはたらきもあります。
 

牛乳はカルシウムが豊富でイライラや不安感を鎮めます。腸も刺激しておなかのはたらきを活発にします。ニンニクにはビタミンB6が豊富。活力を与えてくれます。
 

食欲がないときはこういったものを意識して摂るように心がけましょう。
 

お酒やたばことの付き合い方

アルコール依存症やニコチン中毒などを発症していない限り、禁酒や禁煙の必要性はありません。しかし、お酒やたばことの付き合い方にはルールを設けましょう。
 

  • アルコールは夕方6時以降のみとする
  • たばこは、散歩や家事など何かをがんばった後だけにする

 
このようにルールを決めることで、脳や体の規則正しいはたらきを司る生体リズムを整える効果があります。
 

生活のリズムを体のリズムに合わせてみる

人の脳や体のいろいろなはたらきが最も活発に動くのが朝から午前中です。この時間帯は交感神経優位になり活動に適した時間帯です。
 

体が動くようならこの時間帯に家事や散歩などできることから始めてみましょう。一方で、昼食後は副交感神経優位になり、身体はリラックスモードに入ります。休息する時間を必ず取りましょう。
 

そして夜になると体はさらに休息モードに向かいます。自律神経やホルモンの分泌も休むためのはたらきに切り替わっていきます。夜9時以降は照明を暗くしたりPC作業は控えるなど、寝る体制を整えましょう。
 

うつ病の克服は、「その人自身の脳のはたらきを正常に戻し、心と体の生命力を回復させること」です。人も自然の一部であることを自覚して、自分の中の自然のリズムを取り戻す、そのような意識が必要なのではと感じました。
 

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