うつ病症状集中力

うつになると頭がボーっとしてしまい長時間集中して物事に取り組むことが難しくなります。
 

このため、学校の勉強や仕事のパフォーマンスに影響が生じ始めます。成績が下がったり、仕事上でのうっかりミスや遅刻・欠勤なども多くなり、次第に社会生活を続けていくのが難しく感じられるようになります。
 

また、うつ病になると夜は眠れず朝が起きられないといった昼夜逆転現象が起きます。このため、最終的に不登校や出社拒否といった状況にいたり、そこまで来て初めてうつ病であることに気づくといったケースも多いのではないでしょうか。
 

ここではこの集中力の欠如について考えてみましょう。
 

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集中力や意欲を司るノルアドレナリンのはたらき

うつ病の症状として、

  • やる気や意欲の減退
  • 注意力や集中力の減退
  • 思考力や判断力の減退
  • 記憶力や学習能力の減退

 
などがあります。これはすべて神経伝達物質であるノルアドレナリンのはたらきが弱くなっているためと考えられています。
 

ノルアドレナリンは抗ストレスホルモンとも呼ばれ、動物が天敵に遭遇した時などストレスを感じた時に分泌されるホルモンです。

 
ノルアドレナリンが分泌されると、交感神経を刺激し心拍数や血圧を上昇させ、集中力や判断力を高めるなど目の前の敵から身を守るための行動にふさわしい変化を起こします。
 

いわゆる「Fight or Flight」反応です。現実的には、学業や仕事、家事など日常の課題を上手くやりこなすためにやる気や意欲、集中力や思考力を高めるようにはたらきます。
 

うつ病の人では、同じく脳内神経伝達物質であるセロトニンとともにこのノルアドレナリンの分泌が少ないことがわかっています。このため、
 

  • 頭がボーっとする
  • 物事に集中できない
  • やる気が出ない
  • 考えがまとまらない
  • 物忘れが激しい
  • 朝起きられない
  • 注意力が散漫になる

 
などの症状が生じます。外からの刺激に対しても反応しなくなり無気力・無関心いわゆる抑うつ状態になると考えられています。
 

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ノルアドレナリンが不足する原因は?

遺伝的な要因はもちろんですが、ここではストレスとの関係について考えてみましょう。
 

ノルアドレナリンは、動物が外敵など外からのストレスに遭遇した時に身を守るための行動を起こすときに分泌されるホルモンでした。
 

つまりストレスを感じたときに分泌されるホルモンでしたね。でも、学校や職場、家庭などで長期間のストレスを感じているとノルアドレナリンの分泌が追い付かず不足してしまうのです。
 

そのためノルアドレナリンを補充する抗うつ剤などの投薬治療を受けながら、ストレスの原因を避け、心も体もゆっくりと休めることがとても大事なのですね。

 

意欲や集中力を回復するためには、どうすればいいの?

まずは医師の指示に従って休養をしっかり取りながらお薬による治療を続けるのがベストでしょう。うつ病の回復とともに、やる気や集中力も回復していくはずです。
 

では治療と合わせて他にも、ストレスを軽減する方法や集中力を高める食べ物などはないでしょうか。
 

○ビタミンCをたっぷり摂る

ビタミンCは、ノルアドレナリンが合成されるときに補酵素としてはたらき、合成を促進します。ビタミンCが不足することは直接的にノルアドレナリンの分泌を減少させてしまうのです。
 

また、ノルアドレナリンは抗ストレスホルモンなので、ビタミンCの不足はそのままストレス耐性にも影響します。ビタミンCがたっぷり含まれる新鮮な野菜や果物を毎日の食事に取り入れましょう。
 

うつ病になってしまう人にとっては難しいことなのかもしれませんが、心も体もまずはストレスから解放し、不足しているノルアドレナリンを無駄に使わないようにすることが大事なのですね。
 

ここまでがんばってきた自分をほめて、ゆっくり休んでも良い時期なのかもしれません。

 

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