にんにく 効果

 

 

にんにくが野菜だと言われると、ちょっと違和感がありませんか。
 

多くの人にとって『にんにくはにんにくだ!』という、独立した食べ物みたいな認識がありますよね。
 

ここでは、にんにくが持つ効果や栄養についてお伝えするのですが、すべてをお伝えするのはとても難しい。
 

にんにくは人の健康に及ぼす効果があまりにも多くあるからです。
 

『にんにくは何にでも効くよ』と一言で済ませてもいいのですが、それではあんまりなので、ここでは選び抜いた役立つ情報を優先してお伝えしたいと思います。
 

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にんにく効果の主役は「アリシン」

にんにくは、塊で買った時にはそんなに強い匂いはしませんよね。まだこの段階はにんにく効果の主役「アリシン」がほとんど無いからです。
 

にんにくには「アリイン」という「無色無臭」の成分がたくさん含まれています。
 

これが切ったりして空気に触れると、アリーゼという酵素の働きで「アリシン」に変化するのです。
 

小さく刻んだり摩り下ろすほど、多くの「アリシン」が発生します。にんにく特有の匂いはこのアリシンから出ています。
 

そして、このアリシンがさらに他の物質と結合することで、多くの効果が生まれるのです。
 

にんにくアリシンの七変化効果

アリシンは不安定な物質なので、空気や熱、他の物質との結合で様々な形に変化し、多様な効能・効果が生まれます。
 

言い換えれば、ニンニクの調理の仕方や食べ合わせで、効果が違ってくるということです。
 

アリシン自身の効果

  • 整腸作用 ⇒ 腸内の悪玉菌を殺し、便秘や下痢を改善
  • 胃の活発化 ⇒ 胃の粘膜を刺激し働きを促す
  • 抗血栓作用 ⇒ 血液をサラサラにて血栓を予防、コレステロールを抑える。
  • 強力な抗酸化作用 ⇒ 発がん性を抑え、改善する力がある
  • 強力な殺菌、抗菌力 ⇒ 風邪やインフルエンザ菌、ピロリ菌やO-157、赤痢菌やチフス菌、コレラ菌などを殺菌。胃潰瘍や十二指腸潰瘍にも効果有り

※アリシンは治療よりも予防効果の方が優れています。
 

もちろん普段から食べて欲しいですが、風邪やインフルエンザの時期などは頻繁に食べるようにしましょう。
 

ビタミンB1と結合したアリシンの効果

アリシンはビタミンB1と結合すると「アリチアミン」という成分に変化します。
 

これは、ビタミンB1の吸収を促進し、通常なら排出してしまうビタミンB1を貯蔵、その効果を永く持続させてくれます。
 

ビタミンB1の働きは、糖質をエネルギーに変えます。欠乏すれば消化器系と神経系に不調を招き、気力・注意力がなくなり、疲労感を強く感じるようになります。
 

にんにくにもビタミンB1は含まれていますが、豚肉などビタミンB1を多く含む食材と一緒ににんにくを食べると、効果は上がります。
 

「にんにくを食べると元気になる」というのは、このアリチアミンの働きによるところが大きいでしょう。
 

加熱したアリシン効果

アリシンを加熱すると「アホエン」という物質に変化します。ちょっと間の抜けた名前ですが、スペイン語のにんにくajo(アホ)が由来となっています。
 

その効果は秀逸で、医療の現場でも適用されるほどです。現在でもHIV感染予防や喘息予防などに効果がありそうだと研究が続けられています。
 

そんなアホエンの効果は以下の通りです。
 

  • 脳の若返り・記憶力アップ ⇒ ボケ予防に良いとされています
  • コレステロール値を正常値にする ⇒ 尿酸値も一緒に正常化する
  • 血液や血管をキレイにする ⇒ ドロドロの血液をサラサラにして、血栓を予防
  • 美肌効果 ⇒ 血流が良くなることで、肌のきめが整う
  • ガン予防 ⇒ ガンの発生を抑える働きがある

アホエンだけでも、これだけの効果があるのです。まさに、にんにくは私たちの健康を支えてくれる優れた食材なのです。
 

注意したいのがアリシンンは熱に弱く、100℃以上で加熱すると壊れてしまうことです。おすすめは、アホエンを抽出したアホエンオイルです。
 

市販品もありますし、手作りもできます。
 

アホエンオイルの作り方

1.にんにく2片を刻む(細かいほど効果有り)
2.オリーブオイル100ccを耐熱ガラスに入れて、湯煎にかける
(※チョコレートの湯煎と同じ要領)
3.オイルが50~80℃になったら火を止め、にんにくを入れる
4.しばらくこのまま放置。この間に余熱でアリシンがアホエンに変化してオイルへ溶け出す。
5.冷めたらにんにくを濾して、アホエンオイルの完成。
※冷暗所で1か月は保存できます。
 

アホエンは100℃以上の加熱で壊れてしまうので、炒め物の最後に入れたり、サラダにかけたりします。
 

トマトとの相性が良いので、パスタなどにもおすすめです。1日小さじ1杯ほど摂ればいいでしょう。
 

ジアリルジスルフィド(DADS)とジアリルトリスルフィド(DATS)

アリシンが分解されて「ジアリルジスルフィド」が生成されます。
 

にんにくアレルギーの原因となる物質ですが、解毒作用にとても優れています。
 

肝細胞の解毒作用を助けたり、神経細胞を酸化的ストレスから保護したりします。最近は炎症効果があることもわかってきました。
 

「ジアリルジスルフィド」と、同じくアリシンから生成される「ジアリルトリスルフィド」はどちらもガン細胞の増殖を抑え、細胞を正常化する働きがあります。
 

また、コレステロールの吸収を抑え、血中のコレステロール値を下げてくれる働きも有ります。
 

他にもある、にんにくの栄養効果

他にも、にんにくには多くの栄養成分が含まれています。
 

食物繊維

水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく豊富に含まれ、腸の動きを活発化させるので、常習性の便秘解消には効果があります。
 

ゲルマニウム

ミネラルの一種で酵素を身体全体に供給する働きがあり、疲労回復や強壮、ガンを抑える効果があります。
 

フラクトオリゴ糖

善玉菌の栄養となり、善玉菌を増殖させて腸内環境を整え、肝機能を高めます。
 

にんにくにはたくさんの健康に必要な栄養素がありますが、食べ過ぎると胃腸などに害を及ぼすことになります。
 

少量を毎日、または頻繁にとることが健康につながります。
 

まとめ

健康のためにも、にんにくはぜひ食べて欲しいのですが、臭いが苦手という方も多いと思います。
 

そんな方はまず「にんにくの芽」から食べてみてはどうでしょう。
 

栄養成分はそれほど変わらず、臭いはしますがきつくはありません。カロテンやビタミンCもたっぷり含まれているので、ぜひお試し下さい。
 

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