インフルエンザ薬

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インフルエンザは40度近い高熱が出るし、重症化しやすいと言われます。そう言われるとやはり病院に行ってお薬を飲まないと治らないのではないか、何か合併症や後遺症が残るのではないかと不安になります。
 

でも本当はどうなのでしょうか。お薬を飲まないと治らないのか、飲まなくても治るのか、または飲まない方が良いのかなど、気になるインフルエンザのお薬についてご紹介します。
 

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インフルエンザの薬は飲む?飲まない?

インフルエンザにかかったらあなたはどうしますか?インフルエンザの症状と言えば、38度を超える発熱、寒気、全身の倦怠感、筋肉痛……これらの症状が半日ほどで急に現れます。
 

放っておくのが怖くてすぐに病院に駆けつける人、治るまでじっと自宅で安静にする人、どちらが正しいのでしょうか?
 

インフルエンザのお薬は必ず飲まないといけないものではありません。飲まなくてもいいし、飲んだとしても治るわけではありません。
 

では、何のために辛い症状に耐えながら病院に行って、高い診察代・お薬代を払っているのか。
 

  • 一つは安心感を得るためです。診断の結果はっきりと病名がわかり、お薬をもらうと安心しますよね。
  • それから高熱のため万が一起こるかもしれない脳症などの合併症を防ぐためにもお薬は飲んでおきたいと思います。
  • そしてお薬によって少しでも症状が軽く済むようにです。

 

では、病院で処方してもらうインフルエンザのお薬はどのくらい効き目があるのでしょうか。
 

インフルエンザの薬は飲まないでも大丈夫?

抗インフルエンザ薬として有名なタミフルですが、実は世界の消費量の7割が日本なんです。インフルエンザは世界中で発症しますが、タミフルを飲んでいる人はほとんどいないということです。
 

つまり飲まなくても治っているという事。実際、インフルエンザは自分自身の免疫力で治すしかないことは常識としてご存知の方も多いはず。
 

それでも少しでも症状が軽くなればいいと思って、処方して貰う人も多いと思います。ではどれくらい軽くなるのか。A型で1日弱、B型で半日ほどというのが最近の見解です。
 

周囲には「お薬を飲んだら症状が軽くなった」と言う人がいるかもしれませんが、「飲まなかったらひどくなっていたのか」「飲まなくても軽い症状ですんだのではないのか」という考えもできます。
 

医者の中でも、抗インフルエンザ薬は必要ないと提唱する人も少なくありません。また症状を軽くする効果があるとしても、もしかしたらそれ以上の副作用のリスクがあるかもしれません。
 

インフルエンザの薬の副作用

タミフルの副作用

主な副作用は、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐です。冷や汗や動悸・息切れ、ふらつき、じんましんも以外と多いようです。他にも肝機能障害、肺炎、急性腎不全、皮膚障害、出血性大腸炎が報告されています。
 
重い副作用ではアナフィラキシー様症状、幻覚、妄想、意識障害、けいれん、異常行動などです。
 

イナビルの副作用

下痢や頭痛の報告が多いようです。他に鼻血や腹痛、口内炎、胃腸炎、アナフィラキシーショック様症状、皮膚障害など。
 
イナビルは吸入式なので、喘息や気管支炎など呼吸器のお薬を服用している人は使用を控えた方が良いでしょう。
 

リレンザの副作用

下痢、吐き気、嘔吐、めまい、発疹、息苦しさ、じんましん、アナフィラキシーショック様症状、鼻の炎症、嗅覚障害、視覚障害などが報告されています。
 
イナビルと同じ吸入式なので呼吸器系に病気がある方は注意して下さい。呼吸器困難などの副作用も多く出ています。
 

インフルエンザの薬を飲まないときの対処法は?

本来インフルエンザは自分の免疫力(自然治癒力)によって5~7日で治るものです。免疫力が強いと早く治ったり、症状が軽くすんだりしますので、日頃から規則正しい生活、バランスの取れた食生活にしておくことが大切ですね。
 

完全に治るまで安静にして、水分補給に気を付ける事。低温・低湿はウイルスが長時間潜伏しやすい環境なので、部屋は加湿器などで湿度を50~60%に保ち、部屋を暖かくしておきましょう。
 

高熱が続く時は、使用しても心配のない解熱剤を上手に活用するといいでしょう。
 

インフルエンザの時使用できる解熱剤

アセトアミノフェン系の解熱剤は使用できます。カロナール小児用バファリンCIIタイレノールノーシンピュア(7歳以上15歳未満)、ノーシンホワイトジュニア(3歳以上15歳未満)、アルピニー座薬(子供用)、アンヒバ座薬(子供用)などです。
 
イブプロフェン系も使用できます。イヴ(EVE)やバファリンルナ(アセトアミノフェンも含む)がそうです。
 

インフルエンザの時は使用できない解熱剤

アスピリン系ライ症候群(脳症)を引き起こすため使用できません。PL顆粒、小児用PL顆粒、バファリンAやバファリンプレミアム、ケロリンなどがそうです。ロキソニンも賛否に分かれていますが、使用しない方がいいでしょう。
 

インフルエンザの薬が必要な人

では抗インフルエンザ薬はいらないのかというと必要な人、飲んだ方がいい人もいます。
 

  • 心臓病
  • 腎臓病
  • 呼吸器疾患(気管支喘息など)
  • 糖尿病
  • 免疫不全
  • 高齢者
  • 妊婦(妊娠28週以降)

 

これらの方は「ハイリスク群」と呼ばれ、抗インフルエンザ薬の投与を受けたほうがいいとされています。
 
また、海外でも抗インフルエンザ薬を処方するのはこのハイリスクの方々で、後は必要な方に解熱剤を出すくらいで、一般の健康な人は抗インフルエンザ薬を飲むことはありません。どうやら日本だけがインフルエンザに過剰なようです。
 

インフルエンザを薬で治すと翌年の感染率が上がる

ちょっとショッキングなデータ(2012年発表)があります。2008年~2009年にインフルエンザA型にかかった人を翌年(2009年~2010年)調査しました。
 

すると、前年抗インフルエンザ薬を飲まなかった人(無治療)の再感染率
無治療は9%
 
一方前年抗インフルエンザ薬を飲んだ人(治療を受けた人)の再感染率
タミフルが37%
リレンザが45%
 
と高い数値がでました。これは、抗インフルエンザ薬を使用した人は再感染する可能性が高くなるということを現しています。
 

今までインフルエンザA型の抗体は翌年には効果が無いと言われていましたが、この報告によりどうやらしっかりと自分の免疫力を使ってインフルエンザを治した場合、その抗体は数年間効果があることがわかってきました。
 

まとめ

結論をいうと、インフルエンザに感染しても約1週間たてば自分の身体の中でウイルスに対する抗体をつくりすべて撃退していまします。わかっていても激しい頭痛や吐き気が続くと診察を受けてお薬を飲んだ方が良いのではないかと動揺しますよね。
 

インフルエンザの薬を飲むかどうかは健康の度合いや薬の副作用、翌年の感染率などを考えて自分で決めるしかありません。子供さんの場合は欠席扱いにならないよう出席停止届けが必要なので、診察を受ける必要があります。
 

大人でも会社に提出義務があるところもあります。そう考えると嫌でも診察を受けてお薬を飲む体制が出来ている気がしますね。さて、あなたはお薬を飲む派・飲まない派、どちらを選びますか。

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