インフルエンザ頭痛

 

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インフルエンザの症状はどれも重くなりがちですが、頭痛に関する悩みは特に多いようです。
 

「目をキョロキョロ動かしただけで激痛が走る」「少し前かがみになっただけで痛い」「頭が割れるように痛い」など眠れない日が続くことも。
 

そんな頭痛がなぜ起こるのか市販の薬を使っていいのかなどの疑問にお答えいたします。
 

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インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザは風邪がひどくなったようなもの、だから風邪薬の頭痛薬を飲んでおきましょう」そう思う人は多いようです。
 

まず、風邪とインフルエンザは全く別のものだと理解してください。大きさから全然違うんですよ。
 

風邪のウイルスは1~5マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)で、ウイルスは0.02~0.3マイクロメートルです。カツオ(1m)とメダカ(3㎝)位の差があります。
 

もちろん性質も違うので、たとえ症状が似ていてもインフルエンザは抗インフルエンザ薬を使用しなければ治りません。
 

もう一つ、インフルエンザの時に市販の頭痛薬や解熱鎮痛剤を飲むと、肝臓機能異常や脳症などの合併症を引き起こす危険があるのです。
 

少しでもインフルエンザの可能性があるなら、市販薬は飲まないで病院へ行きましょう。どうしてもという時には、応急処置として以下の薬で対応しましょう。
 

インフルエンザの頭痛に服用できる薬

  • アセトアミノフェンの成分なら大丈夫です。頭痛、関節痛、筋肉痛などの痛みを抑え、解熱に効果があります。
    市販薬 ⇒ タイレノールA・小児用バファリン
  • ロキソプロフェンイブプロフェンも服用できます。頭痛、咽頭痛、関節痛、筋肉痛などの痛みを抑え、解熱に効果があります。
    市販薬 ⇒ ロキソニン・イヴ・イヴA錠・ノーシンピュア・バファリンルナ

 

インフルエンザの頭痛に服用できない薬

  • アスピリンサリチル酸系(エテンザミド)の成分が入っている薬は服用してはいけませんこの成分によって、インフルエンザ脳症やライ症候群の合併症が引き起こされる可能性があるからです。
    市販薬 ⇒ ボルタレン

 

勝手な判断で、これらを使用したり、数種類の薬を併用することは副作用のリスクが高まるので絶対にやめましょう。

 

インフルエンザの頭痛はなかなか消えない

インフルエンザの頭痛は、熱が下がっても、他の症状が無くなっても、頭痛だけは治らずにいつまでも辛い思いをすることがよくあります。
 

頭の中のことだけにすごく心配ですよね。ただ、他は治ったようにみえてもまだウイルスが体内に潜伏しているから頭痛がとれないのです。
 

とりあえず頭痛が治るまで1週間はみておきましょう。それ以上ひどい頭痛が続くのなら再診をおすすめします。
 

なぜインフルエンザで頭痛が起こるのか

体内に侵入してきたインフルエンザウイルスを白血球が壊そうとしたときに「プロスタグランジン」という物質が分泌されます。この「プロスタグランジン」はウイルスの増殖を防ぐため、血管を拡張させて白血球を体全体に送り出します。
 

また熱を出すのは、免疫力を上げるためと、熱に弱いウイルスに対して体温を上げるためです。その結果が高熱や頭痛などを引き起こすのです。
 

つまり頭痛はウイルスの悪さではなく、治す過程での副産物なのです。ですから少しずつ痛みは軽減されながらもウイルスがいなくなるまで症状は続きます。
 

インフルエンザの頭痛を和らげるのに薬以外の方法はあるの?

冷やして痛みを和らげる

頭痛の原因が血管の拡張だったり、発熱のためなら冷やすのが一番です。
 
氷枕や冷却ジェルシートで頭を冷やしたり、保冷材剤などで太い血管が通る首や手首、脇の下や足の付け根などを冷やしてください。
 
ただし、冷やし過ぎには注意して下さい。目的は熱を下げるのではなく、頭痛を和らげることです。冷やし過ぎは自然治癒力を鈍らせ、インフルエンザの治りを遅くします。
 

近年増えている緊張性頭痛

熱も下がって少し起きられるようになったら、溜まっていたメールや仕事が気になりスマホや携帯、パソコンを長めに使っていませんか?
 
病気で体力も筋力も落ち、普段より肩こりや首のこりが起こりやすい状態になっています。その「こり」が頭痛を引き起こしていることも最近はよくあることで、「緊張性頭痛」と呼ばれています。
 
少し良くなってきたとはいっても無理は禁物。完治するまで安静第一です。
 

脱水症状の可能性

インフルエンザになると、思った以上に汗や熱で身体の水分が失われていきます。脱水症状になると吐き気を伴う頭痛も起きてきます。
 
塩分を含んだスポーツドリンクや経口補水液をこまめに飲むようにしましょう。
 

子供がインフルエンザにかかった時の頭痛には要注意

子供がインフルエンザにかかって頭痛が続く時は特に要注意です。脳症の恐れがあるからです。
 

インフルエンザから脳症になる人は年間100~200人程います。そしてその1~2割の人が亡くなり、3~4割が知的障害や麻痺、てんかんなどの後遺症を患っています。
 

頭痛や嘔吐が激しく続く時は、脳症の初期症状の可能性もあるので、早めに医師に相談しましょう。
 

脳症にかかると痙攣や意識障害、異常な行動が現れます。子供と視線がきちんと合うか、意識があるのか、呼吸は正常か、目を離さず様子を見てあげて下さい。
 

まとめ

ひどい頭痛は本当に辛いし、脳に何か異常があるのではと心配したりします。実際脳炎というこわい病気も併発することがあるのでなおさらですよね。
 

でも頭痛は体の中でインフルエンザと戦っている証拠です。安易に薬を多用せずに冷やしたり水分補給を心掛け、どうしても辛い時にお薬を飲むようにしましょう。

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