インフルエンザ潜伏期間A型B型違い

朝はいつも通り起きて何でもなかったのに、昼頃から「なんだか調子悪いな…」と感じはじめてからアッと言う間に全身がだるくなり、熱を測ると38度!
 

このようにインフルエンザは急激に悪化し、38度以上の高熱を出します。普通の風邪の場合は「昨日からちょっと調子悪いんだよね~」とゆっくり具合が悪くなり、熱が出ても37度~38度くらいです。
 

どちらも似たような症状ですが、インフルエンザは感染力が強く病状が重くなるので注意しなければなりません。
 

また一口にインフルエンザと言っても、3種類の型があるのをご存知ですか。それぞれに症状も違うし、対応も変わってくるので自分が何型のインフルエンザにかかったのかわかれば、早期治療にも役に立ちます。その型の違いをわかりやすくご紹介します。
 

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インフルエンザには3タイプある

心配のないC型 

インフルエンザには「A型・B型・C型」の3タイプがあります。型によりワクチンが変わるので症状の違いを知っておく方が早期治療に役立ちます。
 

このうち「C型」は4歳以下の幼児間で感染するウイルスで、体調に大きな異変が起こることも無く症状は鼻水が多めに出るくらいです。
 

一度かかると免疫が一生続くと言われ、大人の場合はC型に感染することはほとんどありません。
 

そこで気を付けたいのは「A型とB型」になるのですが、感染力が強く毎年世界的に流行するのは「A型」の方です。
 

世界的に猛威を振うA型

「鳥インフルエンザ」ってよく耳にしますが、これもA型です。A型は人だけではなく人を含む哺乳類と鳥類に感染するウイルスなんです。
 

例えば、鳥に感染したウイルスがそのまま豚へ感染し、次は豚から人へ感染するという流れがよくあります。
 

動物を媒体として広がるうちに動物の体内にいるウイルスと結合して毎年違う型に変化するのです。それも凶悪な方へと進化していきます。
 

ですから、1度かかっても抗体が役に立たず毎年A型に感染する可能性があります。「新型インフルエンザ」と言う時は、A型のことを指します。
 

1~2年毎に地味に流行るB型

A型と違って人だけにしか感染しないB型は、ウイルスの変化はほとんどありません。
 

一度B型にかかれば抗体が長く続きますし、予防接種で抗体を作れば長く効果が得られます。そのため流行するのも2年ほど間があいたり、A型ほど広がらず狭い範囲で収束することが多いのです。
 

一番脅威なのはA型

A型ウイルスの特徴は、とにかく感染力が強いこと。そして症状が重症化しやすいということです。どういう症状があるのか。
 

  • 潜伏期間は1~3日ほどです。
  • 38度~40度前後の高熱が出ます。
  • 寒気、倦怠感
  • 強度の関節痛、筋肉痛
  • 頭痛
  • 咳、鼻水
  • 上気道炎

 
毎年のように「新型」として猛威を振うA型は、のどの痛みや鼻づまりがひどく、呼吸器系の合併症を起こすことがよくあります。
 

予防接種を受けても発症することは多々ありますが、症状が緩和されますので必要な方は接種されたほうがいいでしょう。
 

65歳以上の方はインフルエンザにかかっても熱が低い場合があります。その場合ただの風邪だと思い込み、気が付けば合併症を患っていることもあるので、充分注意して下さい。

 

A型の後に来るB型

数年おきに流行るB型ですが、それでもA型ほど脅威ではありません。A型と違って1度かかると免疫ができそれが長く効きますので、広範囲に拡大することはありません。
 

感染時期はA型インフルエンザの後(2月~3月)になりますので、A型インフルエンザにかかって体力や免疫力が落ちているとB型にもかかりやすくなりますので、用心してください。
 

B型の感染力が低いとはいえ、同じインフルエンザウイルスなので感染すると症状は重く、肺炎や脳炎など合併症を引き起こし重症化することもあるので、注意が必要です。
 

  • 潜伏期間は1~3日ほどです。
  • 急に38度~40度前後の高熱が出ます。
  • 寒気、倦怠感
  • 強度の関節痛、筋肉痛
  • 咳、痰がからむ
  • 腹痛、下痢
  • 気管支炎、上気道炎、?胃炎

 
B型は高熱の他に腹痛や下痢といった消化器系や胃腸系に異変を伴うのが特徴です。予防接種を受けるとほとんど発症することはありません。
 

ただ、抗体により発症が軽くて済むため本人はただの風邪と思い込むことがよくあります。結果周囲にB型ウイルスをまき散らすことになります。
 

B型の一番やっかいなところかもしれませんね。
 

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A型とB型の共通点

潜伏期間でも感染します

A型とB型が共通しているのは感染力が強く、潜伏期間でも感染してしまうことです。発症する前だと感染していると気付かずに人と接触してしまい、うつしたり、うつされたりします。
 

潜伏期間とはウイルスが体内で増殖している期間です。ウイルスが体内に入り込むと、8時間後には100倍に増え、24時間後には100万倍にも増えるのです。
 

発症していなくてもこれだけのウイルスがいるのですから、おしゃべりしているだけで、口からウイルスが飛び出し、飛沫感染を引き起こします。
 

また、症状が収まった後もウイルスが残っているうちは感染力が続いていますので、これも感染拡大につながる要因となっています。
 

室温20度以上、湿度50%でウイルスを撃退

A型もB型も感染経路はほぼ同じです。咳やくしゃみによる飛沫感染をはじめ、接触感染や空気感染でうつります。
 

感染者が居た場所や触ったものにはウイルスがいますので、職場や学校などではどんどん広がっていきます。
 

ウイルスは目に見えませんので、インフルエンザの時期になったらマスクや手洗いは欠かせません。他にも部屋の換気を心がけ室温は20度~24度、湿度は50%~60%に保つとインフルエンザはほとんど死滅します。
 

これは人にとっては快適な温度、湿度ですよね。インフルエンザウイルスは高温多湿を嫌います。
 

これが夏場にインフルエンザが流行らない理由です。その反対に室温が20度以下、湿度が20%というように低温で乾燥した部屋はウイルスには居心地がよくてどんどん繁殖します。冬場は加湿を心掛けましょう。
 

まとめ

インフルエンザウイルスの大きさは1ミクロン(1ミリの千分の1)、これが冬場は電車やバスの取手、券売機、トイレの便座、それどころか空中いたるところに漂っているのです。
 

もう、インフルエンザにかからない方が不思議なくらいです。B型のウイルスは一度かかると抗体が長く続き有効です。予防接種も効果ありです。
 

一方A型は毎年変化するので予防接種が100%有効とはいかないまでも症状を緩和する効果はありますので、高齢の方や子供さん、呼吸器系の持病がある人は接種したほうがいいでしょう。
 

風邪とインフルエンザの症状は似ていても体力が弱いと重症化したり、周囲への感染力が大きいので早めに受診しましょう。あまり早すぎても検査薬に反応が出ないので、発症してから9時間後~48時間以内の受診が望ましいです。

 

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