インフルエンザ薬副作用

 

インフルエンザに感染したら重症化を防ぐために、48時間以内にウイルスを抑え込む抗インフルエンザ薬を服用します。
 

そのお薬には大きく分けて「タミフル」「リレンザ」「イナビル」の三種類があります。
 

それぞれどのような役割があるのか、副作用はどうなのかを詳しくお伝えしたいと思います。
 

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インフルエンザの薬「タミフル」は48時間以内に服用を開始する

タミフルの服用は一般に、インフルエンザの発症がみられてから12時間後から48時間以内に服用することになっています。
 

48時間を過ぎるとすでにウイルスが増殖のピークを迎え、今更お薬を飲んでも遅すぎる…と言う状態なのです。
 

発症から12時間後というのはインフルエンザにかかったかどうかを「迅速キット」で調べる際に、12時間未満だとまだウイルスの数が少なく検査をしても正確な判定が出ない時があるからです。
 

確実に知るためにはある程度ウイルスが増殖する12時間を経過していないとダメなのです。
 

タミフルはウイルスの増殖を防ぐ

タミフルはウイルスを直接攻撃するのではなく、体内で増殖するインフルエンザウイルスを、増やさないようにするお薬なのです。
 

インフルエンザのA型・B型のどちらにも効果があり、2001年から保険適用のお薬になったのでお年寄りから子供まで広く使われるようになりました。
 

本当はインフルエンザが発症する前、潜伏期間中にタミフルを服用するとインフルエンザの発症を抑えることができるのですが、潜伏期間中は自覚症状がなくインフルエンザにかかっていることがわかりませんよね。
 

結局高熱などの症状が出ないと処方してもらえないんです。
 

検査する迅速キットは12時間経たないと判定できないし…ちょっともったいない話ですね。
 

タミフルの副作用

2007年、タミフルを服用した中学生がマンションから飛び降りて死亡したニュースに世間はショックを受けましたが、その後同じような異常行動が頻繁に報告され、タミフルへの副作用に不安が募りました。
 

タミフルの副作用は他にも色々挙げられています。
 
下痢や腹痛
吐き気や嘔吐
皮膚の水ぶくれや発疹、じんましん
呼吸困難や息切れ、咳が出る
異常行動(転落や飛び降り)
妄想(現実では無いこと、間違っていることを事実と思い込む)
幻覚(現実や本来実在しないものが聞こえたリ、見えたり、感じたりする)
興奮状態の継続、めまい、頭痛
 

主なものだけを取り上げただけでも、これだけあります。やっぱり心配になりますね。
 

タミフルは2001年に日本の保険適用に指定されて以来、大人から子供まで多くの人に処方されてきました。ですが最近はウイルスの間でタミフルの抗体ができてきたのか、「Aソ連型」などタミフルが効かないウイルスの出現が報告されています。
 

タミフルに続く抗インフルエンザ薬「リレンザ」

リレンザは2000年に日本で発売され、翌年健康保険適用になりました。
 

2007年タミフルの副作用による異常行動が多数取り沙汰されたことや、最近はタミフルが効かなくなってきたことで近年はリレンザを抗インフルエンザ薬として処方する病院が増えてきました。
 

リレンザは口から吸いこむ吸引タイプで、1日2回5日間続けて付属の吸入器を使って口から吸い込みます。
 

タミフルと同様、インフルエンザの症状が発症したら48時間以内に服用しないと効果がありません。48時間以内の服用を始めると、1日半は早く症状が消えるようです。
 

リレンザは特にB型のウイルスに効果が早く現れるのが特徴です。
 

インフルエンザの薬「リレンザ」の副作用

下痢
じんましん、発疹が出る
嘔吐する
耳鳴りや嗅覚障害が出る
鼻血、鼻道や咽喉の刺激感がある
 
気管支喘息や慢性呼吸器疾患の治療で吸入薬を使用している方は、事前に医師に相談した方がいいでしょう。
 

4歳以下の乳幼児には、安全性が実証されていないので、原則として処方されていません。
 

タミフルと比べると圧倒的に症例は少ないですが、稀にリレンザの服用でも、「突然大声で叫び、2階の窓から出ようとした」「親の制止を聞かず突然走り出した」など10代の異常行動が報告されています。服用から2日程は症状に気を付けるようにしましょう。
 

一般的には妊娠中、授乳中でも問題ないとして処方されるようです。
 

第3の抗インフルエンザ薬「イナビル」

3つ目の抗インフルエンザ薬として注目を集めているのが、2010年9月に承認されたばかりの「イナビル」はリレンザと同じ吸入剤です。
 

A型とB 型の両方のインフルエンザに効果を発揮します。
 

他の薬と同様、イナビルも48時間以内に使用しなければ意味がありません。
 

インフルエンザウイルスは、鼻やのどから体内に入り込み、肺や気管支に感染します。イナビルはパウダー状の薬で口から吸い込むことにより、直接ウイルスが集まっている肺や気管支に作用します。
 

そのため効果がとても高いのです。
 

さらに優れている点は、同じ吸入薬であるリレンザは5日間続けて行いますが、イナビルは1回だけの吸入で完了します。それでいて、リレンザの5日間と同じ効果が得られるのです。
 

そう言うと、「強いお薬のようだから副作用も強いのでは?」と不安に思うかもしれません。
 

イナビルの副作用

 

イナビルはタミフルやリレンザに比べても「副作用は比較的弱い薬」とされています。まさに、いいこと尽くしのお薬が登場したわけです。
 

1回だけの投与でいいので、子供さんに処方されることも多いようです。
 

お薬を飲ませたり、吸引させる事は病気の子供にはもちろん親にとっても負担になっているので1回の投与だけというのは、とても重宝されています。
 

それでも稀ですが「下痢」や「胃腸炎」などの副作用も報告されていますので、体調にはよく注意しておきましょう。
 

1回の吸入で済むのはメリットですが、吸い込み方が不完全だと薬の効果がないのがデメリットです。そのため多くは医師や看護師の指導を院内で受けながら吸入してもらうことが多いようです。その方が患者側も安心ですよね。
 

まとめ

ウイルスも進化していますが、抗インフルエンザ薬もより有効的に、より安全に服用できるよう進化しています。
 

ですが、どんなに優秀なお薬でも必ず何らかの副作用の危険は伴います。
 

ではお薬に頼らず自然治癒力に頼るのが良いのかと言うと、重症化しやすいインフルエンザではそれもいい方法だとは言えません。
 

お薬を服用するタイミングと容量、用法をしっかり守り、最小限の服用で早く治すのが一番だと思います。
 

そして完治するまで安静に過ごすことです。
 

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