ノロウイルス 症状 予防対策

 

 

ノロウイルスといえば、食中毒を引き起こす原因であり、嘔吐、下痢、発熱などを伴いますが、実はインフルエンザウイルスより耐性があり感染力も強く、アルコールでは滅菌できない厄介なウイルスなのです。
 

今年4月に起こった熊本地震でも3~4日後にはノロウイルス感染者が出ました。1か月後には疑いがある人も含めて65人、梅雨に入りで益々増えていくのではと懸念されています。
 

そんなノロウイルスの症状や感染力、また感染予防対策はどのようにしたらいいのかを、詳しくお伝えしたいと思います。
 

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ノロウイルスってどんな症状がでるの?

ノロウイルスの潜伏期間は1~2日。発症すると下痢と腹痛、そして吐き気と嘔吐が続きます。熱は微熱から上がっても38度ほどです。
 

免疫力の高い大人の場合は1~2日で下痢や嘔吐の症状がおさまり、後遺症を残すことはありませんが、子供や高齢者は長引くことがあるので十分に注意しましょう。
 

軽い場合は、軽い風邪かなと思う位で済むこともありますが、人によっては20回以上の下痢が続き脱水症状で入院するケースもあります。
 

ノロウイルスはいつ、どこで感染するの?

ノロウイルスは乳幼児から高齢者まで誰にでも感染します。一番の流行時期はインフルエンザと同じ11~3月ですが、年間を通して感染者は出ています。
 

感染経路は人からの感染と、飲食物からの感染があります。
 

飲食物からの感染

  • ノロウイルスに汚染されている生活水や井戸水を飲んだ時
  • ウイルスに感染した貝類(カキや二枚貝など)を生や不十分な加熱で調理したものを食べた時

感染者からの二次感染

  • 感染者の便や嘔吐物が手指を介しての接触感染
  • 嘔吐物の消毒が不十分だとウイルスが残り、それが乾燥すると空中に舞いあがる。それを吸い込んで起こる飛沫感染

一番多いのが、飲食店や旅館、弁当の仕出し屋で感染した人が作ったものによって起こる感染です。ノロウイルス発症の90%がこの経路での感染です。
 

子供の感染・症状に注意しましょう

子供の方が大人よりもノロウイルスに感染するリスクは高まります。学校や保育園など集団感染が原因です。
 

保育園ではおむつ交換も有りその際に感染が広がる事もよくあります。症状は発熱がなく消化器の症状が目立ちます。
 

下痢よりも嘔吐の回数(1日10回以上)が多くなるのが特徴です。そのため脱水症状が進み、意識障害に陥ったり、死亡するケースもあります。
 

10kgの子供なら500mlの水分を4時間かけて飲ませるよう心がけましょう。
 

治療法はあるの?

ノロウイルス自体を駆除できる薬はありません。自然治癒を待つか、症状を和らげる対症療法を行うしかありません。
 

けれど下痢がひどいからと下痢止めを使うとウイルスが排出されず体内に残り、回復が遅れることもあります。
 

同じ理由で、嘔吐も辛いですが薬で止めるのはいい方法ではありません。けれど下痢や嘔吐が続き、食事が取れなくなると栄養失調や脱水症状の危険が出てきます。
 

その時は病院で点滴治療が行われますが、そうなる前に少量ずつスポーツドリンクなどで水分と塩分、糖分を補いましょう。
 

食事も消化の良いものを少しずつ取り入れましょう。
 

ノロウイルスの感染予防対策は?

ノロウイルスは非常に感染力が強く、少量のウイルスで感染し、また人から人への二次感染がとても多いのが特徴です。
 

二次感染の場合はウイルス性急性胃腸炎を引き起こしやすので、感染予防が大切になります。
 

手洗い

ノロウイルスの時期は外食を控えるか、信頼できる店のものを食べるしかありません。自宅や個人で出来る予防は「手洗い」です。
 

ウイルスの媒介を行うのは「人の手」です。手で色々な場所にウイルスを広げ、そして手によって知らないうちに集めてしまいます。
 

その手で口に触れたり、調理したりすると感染しますので、しっかりと洗ってウイルスを撃退することが一番の感染予防になります。
 

ハンドソープで15秒以上洗い流すのが基本です。感染者の場合は一層念入りに、特にトイレ後の手洗いをしっかり行って欲しいものです。
 

何故なら、ノロウイルスは小腸で増殖するため、感染者の便1gには数億個のウイルスが含まれているからです。
 

そのうちのほんの10~100個のウイルスで二次感染が起こります。トイレの後、外出の後には必ず手を洗いましょう。
 

しっかり加熱調理して食べる

ノロウイルスの時期は生食は避けましょう。感染しやすいカキやアサリ、ホタテなどの貝類は85℃~90℃で90秒以上加熱して、中心部までしっかり火を通します。
 

台所用品の消毒

食器やまな板は家族に感染させる恐れがありますので、しっかり滅菌しないといけません。
 

ノロウイルスはアルコールでは除菌できないので、85℃を超える熱湯で1分以上加熱消毒するか、次亜塩素酸ナトリウムを使用して消毒を行います。
 

ノロウイルス予防対策の必需品

次亜塩素酸ナトリウムは医薬品の殺菌消毒剤で、医療機関や各施設で広く使われています。
 

細菌や真菌(カビ)、ウイルスなどほとんどの微生物に対して殺菌効果や不活性化を示します。薬局、薬店で購入できます。
 

殺菌消毒の力は強いのですが食品添加物としても利用されるほど人体には優しい商品です。
 

最近は各家庭でも、インフルエンザウイルスやノロウイルス対策、在宅介護などに広く使われるようになりました。
 

まとめ

ノロウイルスは大人にも辛い症状ですが、子供さんは特に注意してあげて下さい。家族に一人感染者が出たら、次々と感染するのでしっかりと消毒しましょう。
 

またノロウイルスは変異するため一度かかっても安心はできません。せめて日常から手洗いの習慣をしっかりつけておきましょう。
 

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