
2015年に発生した新型ノロウイルスは、潜伏期間が大変短くすぐに発症する特徴があります。
家族がノロウイルスに感染した場合、吐瀉物などで汚れてしまった衣類を捨ててしまう方は多いですね。確かに、捨ててしまうのが一番簡単で確実ですが、汚れてしまった衣類を洗濯する方法を知っていると安心です。
今回は、ノロウイルス感染者の吐瀉物や便で汚れてしまった衣類の洗濯の方法をご紹介しようと思います。
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目次
ノロウイルスを死滅させる方法は2つしかありません!
死滅させる2つの方法とは?
1・高温で死滅させる
2・次亜塩素酸ナトリウムを薄めた液を使う
以上2つの方法をすることでノロウイルスを死滅させることができます。
高温で死滅させる
ノロウイルスは、低温を大変好みますが、高温には弱い性質があります。85℃~90℃くらいの温度で90秒以上煮詰める牡蠣などは生で食べずにこの方法で食べることを推奨していますね。
次亜塩素酸ナトリウムを薄めた液を使う
ノロウイルスはアルコール消毒をしても消せることはできませんが、次亜塩素酸ナトリウムを薄めた液を使うと消毒することができます。
洗濯物を洗うときもこの二つの方法を使うことで死滅させることができますね。
でも?85度~90℃の温度で90秒以上洗うことは困難です。海外には高温で洗える洗濯機はありますが、日本では残念ですがありません。日本の電化製品は省エネが主流です。
そこで、次亜塩素酸ナトリウムを薄めた液を使って洗濯する方法をご紹介しましょう。
ノロウイルスを死滅させる洗濯方法 その①洗濯するときの服装
ノロウイルスは、飛沫感染もします。感染予防の服装で洗濯をしましょう。
- 帽子を被る
- 二重の手袋をする
- エプロンをする
- マスクを着用する
- ゴーグルをつける
ノロウイルスを死滅させる洗濯方法 その②次亜塩素策ナトリウムを薄める
次亜塩素酸ナトリウムが入っている塩素系消毒剤を使う。家庭ではハイターやブリーチなどがありますね。ここでは家庭用のハイターを使うことにします。
消毒液1リットルの作り方(濃度200ppm)
ハイターやブリーチ→キャップ1杯は20~25mlを覚えておきましょう。(ハイターやブリーチは原液濃度5%)
2.5リットルの水+10mlのハイターやブリーチを加える
消毒液1リットルの作り方(濃度1000ppm)
2.5リットルの水+50mlのハイターやブリーチを加える
消毒液をつくるときは、熱湯は使用しないこと、必ず水を使用してください。消毒液は作り置きをしないで使い切ることが大切です。
ノロウイルスを死滅させる洗濯方法 その③洗濯の仕方
- ウイルスが飛び散らないように、嘔吐物や便をふき取るときは、静かにとります。嘔吐物や便は、ビニール袋に入れて処分します。
- バケツに水をはる。静かに汚れた洋服をつけます。静かに、水洗いをします。
- 作っておいた消毒液を汚れた部分を中心に幅広く塗布して浸透させます。
浸透させる時間は?
200ppmで5分間
1000ppmで1分間が目安です。
ノロウイルスを死滅させる その④洗った後の処理
汚れを落としたら、十分にすすぎます。乾燥器があると高温で使用するともっと効果があります。
使用したバケツなども消毒します。使用した手袋などは処分をしましょう。手洗いは念入りに2回ほどしてください。
ノロウイルスを死滅させる 注意点は?
洗濯する際には、一人で行うようにしましょう。洗濯する際にノロウイルスが飛沫する可能性があります。
次亜塩素酸ナトリウムを使って手などを洗うことは絶対にいけません。肌荒れを起こしてしまいます。
ハイターやブリーチを使う際は、色物などは色落ちします。色落ちに気をつけて使用してください。
まとめ
ハイターやブリーチをノロウイルスが死滅する濃度まで薄めて使用します。
消毒液1リットル濃度200ppmd
・2.5リットルの水+10mlのハイターやブリーチを加える、浸透させる時間5分間
消毒液1リットル濃度1000ppm
・2.5リットルの水+50mlのハイターやブリーチを加える、浸透させる時間1分間
ハイターやブリーチはキャップ1杯が20ml~25mlを目やすにしてください。
ノロウイルスは飛沫感染をします。洗濯をする際は前述したような洗濯方法で飛沫感染予防をしてください。
以上、嘔吐物や便がついた洗濯物の洗濯についてご紹介しました。
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