痛風何歳から平均年齢

 
痛風に悩まされる年齢は、どんどん低年齢化しています。
 
40歳代から50歳代の中高年の男性に多いと思われていた病気が、20歳代後半から30歳代をピークに発症するようになってきています。

 
この背景に、食生活の変化、格差の多くない平均した生活水準の安定、食や生活の欧米化等の要因が挙げられると言われています。

では、痛風の平均年齢の低下を日本の歴史と共に考えていきましょう。そして、これから我々がどのように痛風と向き合っていくべきかを考えてみましょう。

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今までの痛風とこれからの痛風

痛風は、昔「贅沢病」と言われ、一部の富裕層がかかる疾患だと言われていました。それは、明治時代にさかのぼります。

鎖国が解禁され、日本にも肉を食べる文化が入り、菜食、粗食という考えががらりと変わることとなります。欧米の文化を知った日本人は、その衝撃と美味しさ、満足感の充実を感じることとなります。

ですが、その時代の日本人の生活水準の格差は多く、農耕世帯や商人たちには、そのような欧米文化を取り入れる経済的ゆとりはなかったそうです。

よって、一部の富裕層や、欧米人と関連ある食や生活を行う日本人に、欧米文化が流行ったそうです。
 

肉を食べる、フライや揚げ物を食すなどこれまでにない食材や味付けを経験し、このような生活をする人たちに降りかかったのが、親指の付け根が炎症を起こし異変に気づく「痛風」だったのです。

それを見て、粗食、未だ裕福とは言えない生活をする日本人は、「贅沢病」「贅沢を知ったからだ」と痛風を患う一部の富裕層を笑ったそうです。明治時代が終わり、昭和に入ると戦争の時代が訪れます。

日本では、戦火中食に飢え、贅沢な暮しがままならなくなります。そんなさなか、痛風と言う発作に悩む人たちは減ります。痛風を忘れた矢先に、終戦を迎え、1950年代、日本は高度成長期に突入します。
 

誰もがお金にあふれ、裕福、贅沢が叶う時代が来たのです。これまでの我慢を一気に解消しようと人々はアルコール、嗜好品を求め、生活習慣も乱れ遊べるようになります。

仕事もあふれ、接待、付き合いにくれる日々、また、人々を痛風発作が襲う時代となったのです。そうして、バブルが崩壊、そんな日本を襲ったのが格差社会です。

 
富裕層と貧困層が二分する社会で、中間層は仕事をする為に奔走する生活となったのです。富裕層は、自分のお金で贅沢をする暮らしを、中間層は仕事を得る為に営業や接待で日常生活を追われ、貧困層は、日々の暮らしを精一杯送ると言う実態に変化しました。

それでもやはり、痛風は「贅沢病」だったようです。そして、現代日本では、安定した生活水準を、平均して送れる世の中になっています。此処で起きたのが、痛風が生活習慣病という概念です。

現代の痛風とは?

今では、20歳代後半から30歳代をピークに痛風を発症する若い男子が増えています。また、これまで女性にはかかりにくいと言われていた痛風ですが、そのようなことが無い時代となっています。

誰でも簡単にアルコールを摂取できる時代、どこででも、いつでも食材を購入し、気軽に食を楽しめる時代となりました。若い男性でも、外食に行けたり、仕事の接待や交友関係で楽しく食を送れる時代です。

女性も、婚活パーティ、女子会、コンパなど食とアルコールで楽しみを持てる時代となりました。そして、主婦のコミュニティも多くなり、家庭にこもる女性も減少し、女性の社会進出の増加からも、食生活の変化から誰でも痛風になりうる時代となったのです。

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痛風の平均年齢の推移。どうして若者に痛風があるのか

昭和の時代では、50歳代をピークに痛風患者が増加していました。現代では、その発症は30歳をピークとし、早ければ20歳代での発症もあるようです。

 

その原因は、若い世代の肥満、暴飲暴食、過食、食生活の不規則さ、仕事や日常のストレスがもたらすものと言われています。

休めない、働かなければならない、定期的に規則的な生活が出来ないことで身体が悲鳴を挙げているとも言われ、「生活習慣病」と位置付けられています。

この時代の痛風治療

生活習慣病として言われるようになった今では、「痛風専門外来」という診療科を設け、その診療を専門的に行う医療機関も増加しています。

今や、国民病とも言われる疾患になったのです。尿酸値が上昇し、身体に尿酸結晶を蓄積することで関節炎を起こし、初発すると、身動きが取れない程の激痛が走ります。

この発作、1週間程度で緩和しますが、治療をしないと一年以内の再発作はまぬかれられないと言われています。そうして進行した痛風は、足首やアキレス腱、膝関節へと上昇し、肝臓、腎臓、暴行等の臓器を刺激し、身体全体にダメージを洗えるのです。

その炎症の原因は?

尿酸値の上昇の原因は、体内にあるプリン体と、食事から摂るプリン体を消化、分解した後に出来る老廃物である「尿酸」の蓄積から起こります。

尿酸がなぜ蓄積するかと言うと、プリン体を多く含む食材を多く摂取した為に、尿酸産生が過剰となること、アルコール分解で尿酸が過剰となること、アルコール摂取でプリン体を分解する肝臓機能が低下する事、過労により尿酸の排泄が上手くいかないこと、ストレスにより尿酸が過剰に生産されたり、排泄が上手く行かなくなること、遺伝性や生活習慣により、尿酸を溜めこみやすくなることなどが原因と言われています。

患者数は、現在90万人を越えると言われています。

低年齢化する痛風対策は?

痛風を改善させるには、生活習慣の改善、食事療法、運動療法が大切と言われています。その診断は、血液中の尿酸値7.0mg/dl以上でくだされ、まずは、薬物療法よりも生活習慣の改善が指導されます。

1.プリン体摂取一日400mg以下に制限

尿酸の発生要因となる物を減らすこと。鶏レバー、鶏モツなどのホルモン系の動物性食品、魚の干物や煮干し、内臓などの動物性食品、ビールなどのプリン体の多く含まれる飲料の制限を行います。

2.アルコール一日20mg以下に制限

アルコール一日20mgと言うと、焼酎2/3合、ビール中瓶1本、日本酒1合、ワイン180ml程度を言います。また、休肝日は週に最低2日を設け、肝臓のダメージを経安ことが必要です。

3.身体をアルカリ性に保つ

食品や飲料で身体を酸性化することから守ります。葉物野菜、食物繊維の多い食材、緑黄色野菜、海藻類を摂取し、老廃物の代謝を助けます。これらは、アルカリ性食材で、身体を酸化することから守り、尿酸の排泄を助けます。

4.水分を一日2000ml以上摂取する

尿として尿酸は排泄される為、水分摂取が重要です。お茶、麦茶、水、アルカリイオン水などの水分で水分摂取を行いましょう。コーヒー、紅茶、カフェイン飲料、清涼飲料水、アルコールは、脱水や高血糖、尿酸の排泄を妨げることがあり、痛風発作のためには良くありません。

5.軽い運動で尿酸排泄を促進する

軽い有酸素運動で、額にじんわり汗をかく程度の運動が有効です。息を止めて行う無酸素運動、筋トレは筋肉に乳酸を溜めて、その結果尿酸の排泄を妨げる為有効ではありません。

一日30分程度のウォーキングやジョギングを週に三回程度習慣づけつことで尿酸の代謝、排泄が促進できるからだとなります。

まとめ

若い世代でも痛風は発症します。特に若い男性は、体力づくりと称して筋トレを行ったり、仕事の付き合いで暴飲暴食をする時代となっています。

このような生活の変化で痛風は誰にでも起こりうる疾患となっています。では、痛風発作を起こさない為に、どれから取り組んでいけるかを考えましょう。

 

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