扁桃腺

 

 

扁桃腺が赤く腫れて痛い、そこまでは想像の範囲です。
 

でも鏡を覗くと白い塊、白い斑点のようなものがたくさんできていると「これは何?」って心配になりますよね。
 

その正体が何なのか、どう対処したらいいのかを詳しくお教えします。
 

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扁桃腺に出来る白いできものは何?

扁桃腺が赤く腫れると痛みを感じます。
 

その症状が進むと白いブツブツとしたできものができることがあります。痛みも益々ひどくなり、食べ物、飲み物を飲み込むことが困難になります。
 

この白いできものは「白苔(はくたい)」と呼ばれ、炎症により膿になったものです。左右の扁桃腺にできることもあれば、片方だけにできることもあります。
 

この白いブツブツができるのと同時に熱が出てきます。この状態になれば間違いなく「急性扁桃腺炎」にかかったとみていいでしょう。
 

風邪ではないとはっきり診断できます。他にも、全身の倦怠感や関節痛、耳の痛みなどの症状が出ます。診察を受けて、安静にしなくてはいけない状態です。
 

扁桃腺炎以外にできる白いできもの

急性扁桃腺炎以外にも、扁桃腺に白いブツブツ(白苔)ができる場合があります。
 

  • 溶連菌感染症
  • アデノウイルス感染症
  • 伝染性単核症

このいずれかにかかった場合、高熱が出たり、扁桃腺が赤く腫れた後、白いブツブツや斑点が出来ます。いずれも長引くと、合併症を引き起こすことがあります。
 

  • 肝臓機能障害
  • 神経系障害
  • 血液
  • 心疾患

これらの合併症が報告されていますので、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
 

白いできものの正体

白苔は闘い終えた白血球の塊(死んだ組織)が膿んだものです。一見口内炎のようにも見えます。
 

白血球は扁桃腺に張り付いた病原菌を攻撃するため扁桃腺に集まってきます。白いブツブツがあるうちは、まだその場所で白血球と病原菌が闘っている証拠です。
 

赤く腫れている部分があれば、そこもいずれ白い斑点(白苔)になる可能性があります。白血球など免疫細胞が勝利したらあとは回復に向かい、白いブツブツは消えていきます。
 

それまでは、ゆっくり休むことを心がけて下さい。
 

扁桃腺に白いできものができた時の治療法

白いできものがある状態で無理をすると、いつまでも治らず、炎症がひどくなります。
 

場合によっては膿を出す切開治療を行います。この「切開排膿」ができるのは耳鼻咽喉科の医師だけなので、扁桃腺炎にかかると耳鼻咽喉科をすすめられるのです。
 

治療が遅れると、炎症が広がり扁桃腺の周りにも白いできものが広がっていきます。これを「扁桃腺周囲炎」と呼び、さらに悪化すると「扁桃腺周囲膿瘍」になります。
 

ここまで重症化すると首や胸にまで膿がたまり命にかかわる事態にもなり兼ねません。そうならないために早期に受診し、ペニシリン系抗生物質やのどの消毒、鎮痛解熱剤などの治療を受けましょう。
 

白いブツブツが出来る前なら2日ほどで治ることもあります。特に腎臓病や糖尿病がある人は要注意です。
 

扁桃腺炎にかからない生活を送ろう

扁桃腺炎を引き起こす細菌やウイルスは私たちの身の回りにいつでも、どこにでも潜んでいるため、扁桃腺炎にかかる人は意外に多いのです。
 

日頃はのどの粘液などでブロックして感染しないようにしていますが、乾燥でのどの機能が損なわれたり、ストレスや疲労によって免疫力が落ちると細菌などから身を守れず扁桃腺炎を引き起こしてしまいます。
 

急性扁桃腺炎を何度も起こすと慢性扁桃腺炎になってしまいます。そうなると扁桃腺を切除することにもなりかねません。
 

日々の健康管理に気を配ることが大切です。
 

扁桃腺にできるもう一つの白い塊の正体

同じ白いできものでも、心配のいらないものもあります。名前を「膿栓(のうせん)」といいます。
 

偏桃腺の表面には無数の穴があり、この中に食べ物のカスや、免疫細胞にやられた細菌の死骸などが溜まります。それが石灰化して塊になったものが膿栓の正体です。
 

大きさは米粒位から1㎝以上の大玉になることもあります。炎症や白苔とは違い、体に害はありません。耳垢と同じで「のどにカスがたまった」くらいの感覚です。
 

膿栓は臭い

別名「臭い玉」と呼ばれています。のどの奥から臭いがしてきて、人前で話すのが恥ずかしいと悩む人も多いようです。
 

膿栓は綿棒やピンセットを使って、自分で取る人もいますが、傷つきやすい場所なので止めた方がいいでしょう。気になる人は耳鼻咽喉科で取って貰うこともできます。
 

ちゃんと保険も効きますよ。でも、病気ではないので多くのお医者さんは「放っておいても大丈夫だよ」と素っ気ない態度をとります。
 

膿栓ができない人は存在すら知らないこともありますが、できやすい人は頻繁にできるのできりがありません。
 

膿栓にハマる人

そんな非常に臭い膿栓なら出来ない方がいいですよね。でも不思議なもので、意外と膿栓にハマっている人もいるのです。
 

  • 頻繁にできる膿栓を自分で除去するのが趣味になっている人
  • 膿栓がポロッと摂れた時の爽快感に小さな幸せを感じる人
  • 潰した時に放つ独特の臭いが病みつきになっている人

など様々です。「臭い玉を見たことも、臭いを嗅いだことも無い人は、人生の何割かを損している」と言われるくらいです。
 

「口の中から生まれる真珠」という名言(?)まであります。
 

まとめ

扁桃腺炎の痛さ、辛さは経験しないとわかりません。話すことも、食べることもできなくなり、日常生活にも支障が出てきます。
 

白いできものができたらやっかいです。少しでものどの痛みを感じたら危険信号だと思い、ゆっくり休むことを優先させましょう。
 

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