扁桃腺の手術にかかる費用を説明する医師

 

 

宇多田ヒカルさん、土屋アンナさん、安めぐみさん、ONE PIECE作者の尾田栄一郎さん、ももクロの有安杏果さん、皆さん扁桃腺炎の手術を受けた人達です。
 

扁桃腺の手術は全身麻酔で行われ、費用もかかりますが入院期間も10日前後かかります。それに術後しばらくは激痛が続いたり、出血したりと簡単なものではありません。
 

それでも手術を受けるのは扁桃腺炎の症状が本当に辛いからです。術後しばらくは痛みが続きますが、その後は扁桃腺炎で苦しむことがほとんど無くなったという声を多く聞きます。
 

扁桃腺炎の手術や費用、術後の後遺症やリスクについてお伝えします。
 

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扁桃腺の手術を受ける人はどんな人?

扁桃腺の手術を医師から勧められる理由はいくつかありますが、主な対象をご紹介します。
 

慢性の扁桃腺炎

扁桃腺炎により38度を超える発熱が年間4回以上繰り返す人は手術を検討します。
 

人によっては毎月のようにかかる人もいて、体への負担が大きいとともに、学生なら学業の遅れが心配され、社会人としては何度も会社を休まなくてはいけないので信用も無くしてしまいます。
 

症状が重い人は入退院を繰り返したり、1週間発熱が続く人もいます。手術をしても10日程休むことになりますが、病欠でも年間10日以上は休むことを考えると、多くの人が手術に踏み切るようです。
 

女性は妊娠した時に扁桃腺炎にかかることを心配して手術を受ける人もいます。
 

慢性の扁桃腺炎の人に多い腎臓炎

慢性的な扁桃腺の炎症により、腎臓に有害な物質が排出されます。それが蓄積されるとやがて慢性腎臓炎を発症させてしまいます。
 

腎臓の病は自覚症状がほとんど無く、気付いたときには手遅れの状態になっています。そのため医師は慢性扁桃腺炎の人には手術を勧めることが多いのです。
 

扁桃腺が腫れやすく、尿が無色透明で泡立っている人は腎臓炎の可能性があります。気になる方は尿検査紙が市販されていますので、自分でも調べることができます。
 

扁桃腺肥大

扁桃腺肥大しているといつも口を開けている状態で集中力が低下したり、歯並びや顎顔面の発育に悪影響を及ぼします。
 

また扁桃腺が肥大していることで、のどの痛みやいびきの原因になったり、ひどい時には呼吸を妨げる睡眠時無呼吸障害になります。
 

他にも摂食障害などがおこってくると手術を勧められます。
 

扁桃腺炎手術の入院期間と費用はどのくらいかかるの?

扁桃腺炎の手術には保険が適用されます。入院期間は1週間から10日ほどです。自己負担額は3割なので一般病室に入院した場合、費用は10万から15万ほどかかります。
 

入院期間も長くかかりますが、扁桃腺は外気と直接触れる露出部位なので、術後は感染症の恐れがあり注意が必要です。
 

また術後の出血や発熱、痛みの経過も心配されます。食事や水分が喉を通らず脱水症状になり点滴を受ける人もいます。そのためしばらくは術後の様子を病院で見る必要があるのです。
 

手術費用は保険制度を活用しましょう

術後の経過が悪ければ、入院期間も長引き費用もそれだけかさみますが、入院保険に入っていれば自己負担はかなり減ります。(例・5日間の入院で自己負担額は2万など)
 

また、同一月(1日~月末まで)の医療費が高額な場合「高額療養費制度」が利用できます。申請から2~3ヵ月後に支払った費用の何割かが払い戻されます。
 

年齢や所得によって払戻額が決まりますので、詳しくは加入している医療保険にお尋ねください。
 

扁桃腺の手術後のデメリットと後遺症

出血

術後のデメリットに多いのが切除部分からの出血です。そして術後長く退院出来ないのもこの出血の恐れがあるからです。
 

扁桃腺を摘出した後はビックリするくらいボコッと穴が開いてしまいます。(取り除いた後の違和感に慣れるまで長い時間がかかります)
 

この傷口はキッチリと縫い合わせることは出来ません。そのためカサブタが取れた時などに出血することがあります。
 

少しなら圧迫してとまることもありますが、たくさん出血した場合は気道を塞ぎ窒息の可能性があるので、再び全身麻酔をして緊急手術となります。
 

口の中の違和感や舌の痛み

手術の時口を大きく開けておくために開口器を使います。これで舌をかなり強く押さえるため、術後口の中に違和感を生じたり、舌のしびれや麻痺を引き起こすことがあります。
 

また器具で歯を傷つけたり口の中が荒れたり、舌が腫れることもあります。
 

味覚障害

これも開口器で舌を圧迫するために起こる後遺症です。時間が経つと治る場合もあれば、治らないこともあります。
 

また、舌先では味を感じるけど喉の奥を通る時は味がしないこともあります。
 

声変わり

扁桃腺を取り除き喉の形態が変わるため声変わりをすることもあります。術後数年たっても、声が出しにくかったり、かすれる状態が続く人もいます。
 

手術時の全身麻酔のメリットとデメリット

以前は局所麻酔で手術を行っていましたが、現在はほとんどが全身麻酔で行います。その理由は、局部麻酔だと患者さんが怖がって動いたりして危険であること。
 

また局所麻酔は効き目が弱く手術中に患者が痛みを訴えるため「取り残し」が多く起こりました。そのため全身麻酔が主流となり、今では手術中や術後の止血が確実にできるようになりました。
 

ただデメリットとして、持病がある人は合併症を引き起こしやすくなります。心疾患や呼吸器疾患、糖尿病や高血圧の人は危険性が高まります。
 

ただし麻酔中の合併症は数万例に1件とも言われていますし、事前に麻酔科の先生が検査をしてくれますので、あまり心配はないでしょう。
 

まとめ

扁桃腺の手術は入院期間も長く、費用もかかります。後遺症も決して少なくはありません。アンケートでは後遺症がある人とない人は半々くらいです。
 

後遺症が出てもしばらくすると健康になる場合もあります。リスクがあっても辛い扁桃腺炎を繰り返す人は手術を望みます。
 

「早く手術を受けておけば良かった」という人が多いのも事実なので、そのためにもしっかり病院側と話し合い、手術が必要かどうかを判断して欲しいと思います。
 

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