扁桃腺の腫れにきく薬

 

 

扁桃腺が腫れるのというのは、細菌やウイルスによって炎症を起こしている状態です。
 

少しのどに違和感がある程度なのか、唾を飲み込むのも辛いほどなのか、症状によって対処の仕方や薬も違ってきます。
 

病院ではどんなお薬を処方してくれるのか、病院に行く時間が無い時は市販薬でも治るのか。扁桃腺炎の腫れにはどんな薬がいいのか、そんな疑問にお答えします。
 

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扁桃腺の初期の腫れに効く市販薬は?

のどが痛いと感じた時、鏡で覗いてみるとすでに赤く腫れています。まだ、何となく痛いとか少し違和感がある程度なら、市販のスプレータイプやドロップタイプをおすすめします。
 

冷感成分が含まれているものは患部の熱を和らげる効果があります。発熱がなく初期の軽い状態なら抗生剤を服用しなくても治ることがあります。
 

そんな時は、市販薬で間に合わせてもいいでしょう。
 

軽い腫れにはスプレータイプ

スプレータイプはいずれも、のどの痛みや腫れ、口内炎、のど荒れ、不快感等に効果があります。ポケットに入れて持ち運びできるので、ワンプッシュでいつでも簡単にのどの殺菌に使えます。
 

  • アズレンのどスプレー(浅田飴)
     のどスプレーの中で一番人気です。有効成分水溶性アズレンがのどを正常な状態に治します。
  • パブロンのどスプレー(パブロン)
     塩化セチルピリジニウムがしっかり殺菌してくれます。さわやかなレモンミント風味が人気です。
  • ポピクルXクールメントール味(共立薬品工業)
     口腔内殺菌消毒剤で、メントールを増量したのでのどをスッキリ爽快にしてくれます。
  • のどぬーるスプレーEX(小林製薬)
     長いノズルで患部にしっかり届きます。メントールでシャープな清涼感と後味スッキリです。
  • のどぬーるスプレーキッズ(小林製薬)
     イチゴ味で子供にも抵抗なく使えます。

腫れに効く市販薬

  • ハレナース(小林製薬)
     トラネキサム酸とカンゾウエキスの2つの抗炎症成分が扁桃腺の腫れを鎮めます。水なしでも飲めて、患部に気持ちいい冷感が届きます。
  • ペラックT錠(第一三共ヘルスケア)
     トラネキサム酸にカンゾウ乾燥エキス、ビタミンB2,B6,Cを配合し、のどの腫れや痛みを抑えます。7歳から服用できます。抗ヒスタミン剤を配合していないので眠くなりません。
  • 葛根湯(クラシエ薬品)
     初期症状に効きます。発熱して寒気が取れない症状に効果があります。原料である葛根と生姜には体を温め免疫力を向上させる効果があります。甘草エキスには消炎鎮痛作用があり、扁桃腺の炎症を抑えてくれます。
  • 小柴胡湯(ツムラ漢方)
     風邪を少しこじらせたり、発熱で寒気がしたときになどの風邪の後期に服用されます。

漢方薬には症状の緩和や、体の代謝を上げ免疫力の回復力を手助けしてくれる効果があります。
 

市販薬が効かない時はすぐに受診しましょう

市販薬では菌を殺す抗生剤を配合することはできませんが、抗菌成分がしっかり配合されていますので、初期の扁桃腺の腫れであれば、治る可能性は十分にあります。
 

もちろん、栄養と休養も併せてとることが肝心です。扁桃腺が腫れる度に同じ市販薬を飲んでいると、体が薬に慣れてしまい効果が出なくなることがあります。
 

頻繁に繰り返すようであれば、一度診察をうけるようにして下さい。
 

医療機関で処方される薬

扁桃腺に白いブツブツができたり、飲み込む動作が辛く発熱があるのは、細菌やウイルスがかなり増殖して、自分の免疫力が追い付かない状態です。
 

お薬の力を借りてこれ以上酷くならないようにしましょう。ただし、市販薬には感染に効く「抗生物質」や「抗ウイルス剤」入りの薬は無いので速やか耳鼻咽喉科を受診して下さい。
 

感染した細菌やウイルスの種類で薬の成分が違ってきます。病院で検査を受け病原菌にあった処方箋を出してもらうことで扁桃腺炎をこじらせずに済みます。
 

細菌性の扁桃腺炎の処方

溶血性連鎖球菌、肺炎菌、インフルエンザ菌などの細菌で扁桃腺炎を発症した場合
 

  • ペニシリン系の抗生物質などの内服薬
     扁桃腺が広範囲に赤く腫れ、発熱を伴う場合、または慢性化しつつある状態の時に処方されます。そこまで症状が重くない場合は、以下の薬を処方されます。
  • 消炎鎮痛剤
  • 総合感冒薬
  • うがい薬

ウイルス性の扁桃腺炎

ウイルスによる扁桃炎には抗生剤は効かないので、対処療法になります。
 

  • 非ステロイド性消炎鎮痛剤
  • 抗炎症剤
  • 解熱剤

のどの痛みがひどく食べたり飲んだりできない時は、脱水症状に気を付けましょう。飲食が難しい時は、栄養と水分補給のために点滴を行う必要があります。
 

妊婦は扁桃腺炎のお薬を飲めるの?

妊娠中はホルモンバランスの変動で免疫力が低下してしまい、扁桃腺炎などにかかりやすくなります。妊婦さんは扁桃腺炎かなと思ったらまず産婦人科で相談してみましょう。
 

  • 妊娠超初期(0週~3週)
     お薬の影響はありません。
  • 妊娠初期(4週~15週)
     特に4週目から7週目までは胎児の臓器が作られる時期ですので薬の影響で奇形の恐れが一番強く出る時期です。
  • 妊娠中期~後期(16週~39週)
     薬の影響で発育や機能に影響を及ぼす「胎児毒性」になりやすい時期です。代表的なのが血管を収縮させる消炎鎮痛薬です。

妊娠中は薬を飲むのをためらいますが、扁桃腺炎にかかれば辛い症状が続き、その状態は胎児にとってもよくありません。
 

上手に副作用のない薬で痛みや腫れをおさえたり、熱を下げることが大切です。安心して使えるのは葛根湯ですが、勝手な判断はやめて診察を受けましょう。
 

まとめ

扁桃腺炎の辛い症状には薬が頼りですが、症状が軽くなると「もういいかな」と勝手に止めてしまう人がいます。
 

「お薬は長く飲まない方が良いよね」と都合のいい言い訳が頭をよぎるからです。医師から処方された薬、特に抗生物質を途中で止めることは他の病気を併発したり、耐性菌を作ってしまう可能性があります。
 

病院から頂いた薬はきちんと飲んでしまうか、止めたい場合は電話でも良いので病院に確認をとりましょう。

 

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