抗うつ剤の種類2

Sponsored Links

うつ病の薬にも作用機序や構造などによっていくつかの種類があります。
 

お薬の作用機序まで説明してくれるお医者さんはなかなかいないと思いますが、結局患者側としては処方された薬をよくわからないままただ飲み続けるだけという状況になります。
 

少しでも自分のうつ病のことについて知りたい、それなら処方された薬について調べてみるのがおすすめです。
 

Sponsored Links

抗うつ病薬の種類って、どんなものがあるの?

 

SSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)SNRI(ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)

脳の神経細胞で情報伝達を担っている神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの分泌不足などが原因とみられるタイプのうつ病に処方されます。
 

作用
神経と神経のつなぎ目であるシナプスでは、送り手側の神経端末からセロトニンやノルアドレナリンが分泌されます。
 
受け手側の神経端末にある受容体という分子に受け取られることによって情報が伝わっていきます。
 
使われなかった神経化学物質は再び送り手側の神経端末に回収されるのですが、SSRISNRIはこの再取り込みを抑制することによって遊離のセロトニンやノルアドレナリンの量を増やし、情報の伝達を活性化します。
 

副作用
SSRISNRIには命にかかわるような重篤な副作用は少ないとされていて安全性が非常に高いお薬です。
 

次のような副作用が認められています。
 

吐き気、おう吐、性欲低下、不眠、口の渇き、便秘、めまい、体重増加など
 

SNRIの副作用もSSRIに共通するものがいくつかあります。
 

便秘、口の渇き、尿閉、性欲減退、めまい、ふらつき
 

それ以外の副作用としては血圧上昇、動悸、頭痛、イライラや焦燥感などがあげられています。
 

商品名としてはパキシル、ルボックス、デプロメール、ジェイゾロフト、レクサプロ、ドレドミン、サインバルタなどがあげられます。
 

三環系抗うつ薬

作用
セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンやヒスタミンなど幅広い神経伝達物質のトランスポーターや受容体に作用して、神経伝達物質の量を増やし、抗うつ作用を発揮します。
 

いちばん歴史の古い抗うつ剤のため作りが荒く、目的の分子以外にも作用してしまうため、副作用が強く、今ではあまり用いられていません。
 

商品名としては、トフラニール、アナフラニール、トリプタノール、アモキサン、ノリトレンなどがあります。
 

副作用
口の渇き、便秘、尿閉(抗コリン作用)、性機能障害、めまい、ふらつき
 

また、

不整脈を誘発することもあるため、大量に服用すると命にかかわることもあります。

 

4環形抗うつ剤

・作用
神経細胞のつなぎ目であるシナプスで、受容体を阻害することや再取り込みを阻害することでノルアドレナリンの量を増やします。
 

3環形に少し遅れて開発されましたが、副作用が減り、即効性も上がっていることが特徴です。
 

また、眠りの質を深くする作用がすぐれているため、不眠タイプのうつ病に処方されます。
 

商品名としては、ルジオミール、テトラミド、テシプールなどがあります。
 

・副作用
3環形抗うつ薬と同じ抗コリン作用である尿閉、口の渇きなどがあげられますが、3環形よりも軽いといわれています
 

ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)

・作用
この種類のお薬は、ノルアドレナリンやセロトニンの回収を阻害するのではなく、分泌を増やすことで抗うつ作用を示します。
 
SSRISNRIと機序が異なるためこれらのお薬が効かなかった方に効果を発揮する可能性があります。
 

商品名は、リフレックス、レメロンなどです。
 

・副作用
眠気や体重増加などがあります。
 

効果、副作用ともに強いことがわかっています。
 

抗うつ剤の種類

 

抗うつ剤の主な種類を上げてみました。
標的とする成分やその成分のはたらきを調べることで自分の状態を探る手掛かりになるかもしれません。

 

Sponsored Links