認知症 薬 副作用 新薬

 

 

現在、認知症を完治する薬はありません。しかし、認知症の中核症状を治療する薬、周辺症状を和らげる薬はあります。
 

薬物療法は、認知症を治療する上でなくてはならないものです。そこで気になるのが副作用ではないでしょうか?
 

今回は、気になる認知症の薬の副作用や新薬についてご紹介しようと思います。
 

Sponsored Links

認知症治療に使用している薬って何

現在、認知症治療に使われている薬は、興奮系・弱興奮系・覚醒系・抑制系の4種類です。その方の状態によって出される薬は違ってきます。
 

興奮系の薬(陰性の周辺症状・中核症状)

  • サアミオン
  • シンメトレル
  • アリセプト

 

弱興奮系(陰性の周辺症状・中核症状)

  • レミニール
  • パッチ製剤

 

覚醒系(陰性の周辺症状・中核症状)

  • メマリー

 

抑制系(陽性の周辺症状)

第1選択

  • グラマリール
  • 抑肝散
  • ウインタミン

第2選択

  • セレネース
  • セロクエル
  • セルシン
  • リスパダール

 

周辺症状とは
 

  • 陰性の場合(無気力・鬱状態など)動きがない状態
  • 陽性の場合(徘徊・暴言暴力・幻覚など)動きがある場合

 

中核症状とは
 

  • 記憶障害・機能障害・失語など

 
認知症の方の中にはときに徘徊や暴言暴力など介護者を困らせる行動が多々あります。
 

そのために抑制系の薬を用いることがありますが、あくまでも薬は介護者側の物ではなく認知症の方のためにあります。転倒防止などのために使用します。
 

徘徊をする認知症の方は、徘徊が始まると何時間でもどこまでも歩きます。体力のないお年寄りは、身体が悲鳴をあげている状態です。
 

抑制系の薬を使用する場合は、医師とよく相談をして使用するようにしましょう。
 

認知症に使う薬の副作用について

薬には、多かれ少なかれ副作用と言うものがあります。認知症の薬にも副作用はあります。
 

興奮系の薬・アリセプト

飲みはじめ・薬の増量によって起こる副作用
 

  • 吐き気・嘔吐下痢・食欲不振・便秘・腹痛
  • 不眠・徘徊・暴力
  • 頻尿・尿失禁
  • 不整脈・ふらつき・めまい

アリセプトは記憶障害や判断力低下などの症状に効く薬です。アリセプトは興奮系の薬剤です。
 

そのため、もともと怒りっぽい方に処方すると暴力的になったり徘徊が始まったりすることがあります。アリセプトは、進行ステージ関係なく治療するお薬です。
 

弱興奮系・レミニール

レミニールの副作用もアリセプトに似ています。
 

  • 吐き気・嘔吐下痢・食欲不振・便秘・腹痛など
  • 不眠・徘徊・暴力
  • 頻尿・尿失禁
  • 不整脈・ふらつき・めまい

アリセプトと比べると、薬の持続期間が短いため夜に服用しても眠れないということが少ないようです。
 

副作用がでた場合は、薬の量を調整か、別の薬を処方してもらうよう医師と相談しましょう。
 

レミニールを飲むときの注意点は
 

  • 消化器系が弱い方は少量からはじめましょう。
  • 高度のアルツハイマー型認知症には使用できません

 

覚醒系・メマリー

メマリーの副作用は、以下の通りです。
 

  • めまい
  • 便秘
  • 傾眠
  • 幻覚・妄想・幻視

メマリーの最も出やすい副作用が、めまいです。めまいからくる、ふらつきで転倒しやすいため注意してください。
 

高度の認知症には向いています。機能改善するだけでなく、周辺症状を軽減する効果があります。
 

唯一他の中核薬との併用が可能です。腎機能障害のある方は10㎎までです。腎機能障害のある方は医師と相談しましょう。
 

近未来、認知症が治るかも!?新薬登場に世界が注目

認知症は、進行を遅らせることはできても元の状態に戻すことは不可能とされてきました。しかし近未来、認知症を根治できる薬が誕生するかもしれません。
 

その新薬の名前は「アデュカヌマブ」といいます。米国の製薬企業バイオジェンの開発品、抗アミロイドβ抗体です。Aβといいます。
 

認知症は何故発症するのか?仮説に基づいて作られた薬

  • タンパク質(アミロイドβ)とタウが発症に関係している説

認知症の症状が現れる10年~20年前からAβが脳内にたまる

その後でタウがたまると神経細胞が死滅

脳が萎縮する

認知症になる
 

アデュカヌマブは、脳内に蓄積したAβを取り除く作用があるとされています。
 

これまで、臨床試験で何度も失敗を繰り返していましたが、アデュカヌマブの試験結果によってAβ仮説を支持する傾向にあります。
 

近未来、認知症は治すことができるようになれば、多くの認知症疾患の方や家族の方が助けられますね。多いに期待したい新薬です。
 

まとめ

薬物療法は、認知症にとって中心的な役割を持っています。しかし、副作用もあり使用する際は注意が必要です。
 

腎機能障害のある方は使用する量も決められています。また、普段から怒りっぽい方に興奮系の薬を処方すると徘徊が始まったり、もっと怒りっぽくなる可能性もあります。
 

認知症疾患の方の症状をきちんと医師に伝えて、その方に合った薬を処方してもらうようにしましょう。
 

認知症には完治する薬はありませんでした。しかし近未来、認知症を治せる薬が登場するかもしれません。
 

新薬、マデュカヌマブに世界が注目しています。マデュカヌマブに多いに期待したいですね。
 

Sponsored Links