溶連菌の治療で使う薬

 

 

溶連菌はどこにでもいる細菌です。人間の咽頭部や皮膚上に普通に存在するばい菌です。
 

感染すると、喉の痛みや発熱、発疹などの症状を起こします。症状も個人差があり、軽い症状ですむ人もいます。
 

また、子供が溶連菌感染症に感染すると看病をする大人にもうつる可能性があります。
 

今回は、そんな溶連菌の治療で使う薬についてご紹介しようと思います。
 

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溶連菌に使用する薬(抗生剤)の種類は?

溶連菌感染症は、インフルエンザのようにワクチンがありません。そのため、予防することができないので、発症したら抗生剤で治療することになります。
 

溶連菌に使用する3種類の薬(抗生剤)

  • ペニシリン系
  • マクロライド系
  • セフェム系

以上3種類の抗生剤を使います。
 

溶連菌に使用する薬・ペニシリン系

 

主な薬の名前→アモキシシリン・サワシリン
 

どんな菌に効果がある?

溶連菌・ブドウ球菌・肺炎球菌に効果あり
 

どんな病気にときに使用する?

溶連菌感染症・中耳炎・咽頭炎・気管支炎など
 

ペニシリン系はアレルギーに注意が必要です。

服用して、蕁麻疹がでた場合服用を中止して病院を受診してください。アレルギー症状には、ショック状態になるアナフィラキシーショックを起こす危険性があります。
 

アナフィラキシーショックは生命に関わる状態です。救急車を呼んで病院にいくようにしましょう。
 

アナフィラキシーショックの症状

        

  • 息が苦しい
  • 呼吸困難
  • 血圧低下
  • 手足が冷たい
  • 意識障害

ペニシリン系でアレルギー症状が出た場合は、ペニシリン系の薬は飲まないようにしましょう。
 

ペニシリン系の副作用

まれに下痢になります。抗生剤は腸内細菌のバランスを崩します。
 

溶連菌に使用する薬・マクロライド系

ペニシリンのアレルギーで使用できないときに使用します。
 

主な薬の名前→エリスロマイシン
 

どんな菌に効果がある?

溶連菌・ブドウ球菌・肺炎球菌・百日咳菌・マイコプラズマ属など
 

どんな病気のときに使用する?

さまざまな病気に効く薬です。そのため、耐性菌が増えてきています。
 

マクロライド系は、耐性菌が増えているので注意が必要

抗生剤は飲み始めて24時間あとくらいには症状が軽くなります。遅くても2~3日くらいで熱もさがります。
 

しかし、しばらく服用しても症状が軽くならない場合は、耐性菌の可能性があります。その場合は、違う抗生剤を処方してもらわなくてはいけません。
 

副作用

稀に胃腸障害を起こすときがあります。
 

溶連菌に使用する薬・セフェム系

ペニシリン系の抗生剤が使用できないときに使います。
 

主な薬の名前→セフカペン・フロモックス
 

どんな菌に効果がある?

溶連菌・ブドウ球菌・一部の耐性菌
 

副作用

下痢・薬疹など
 

乳幼児の服用は注意が必要

乳幼児が服用すると、低カルチニン血症を引き起こす場合があります。
 

低カルチニン血症って何?

乳児が服用すると、血中カルニチンが少ないため低血糖になります。低血糖になると、痙攣や低血糖症、脳症等などを引き起こします。
 

子供に先天性疾患がある場合や、長期服用をする場合は、医師と相談しましょう。
 

副作用

下痢・薬疹など
 

まとめ

溶連菌に効く薬は3種類の抗生物質です。ペニシリン系・マクロライド系・セフェム系。溶連菌感染症の治療には、この3種類の抗生剤のどれかを使用します。
 

副作用として下痢や胃腸障害があげられます。ペニシリン系は、アレルギー症状がでる方もいるので注意が必要です。
 

また、セフェム系を乳幼児が長時間服用したり、子供に先天性疾患がある場合、低カルチニン血症を起こすことがあるので、服用の際は医師とよく相談しましょう。
 

医師に処方された抗生剤は、必ず飲み切るようにしましょう。抗生剤を服用するとすぐに症状は改善されますが、身体の中の溶連菌は死滅したわけではありません。きちんと処方された抗生剤を飲み切ることが大事です。
 

以上、溶連菌の薬の治療についてご紹介しました。
 

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