片頭痛吐き気

 

こめかみから目のあたりにかけて、ずきんずきんと脈打つように痛みを感じる片頭痛、頭蓋骨の中の血管が拡張することによって生じます
 

ひとたび痛みだすと、数時間から数日続くつらい頭痛です。
 

ひどいときは少し動くだけで痛みが増すために、仕事や勉強が手につかず、寝込んでしまいこともあります。
 

男性よりも女性に圧倒的に多いことから女性ホルモンとの関係も示唆されています。
 

片頭痛では、吐き気や嘔吐といった症状がみられることも特徴です。
 

このつらーい片頭痛の吐き気について調べてみましょう。
 

Sponsored Links

なぜ片頭痛は吐き気が起きるの?

片頭痛の吐き気や嘔吐の症状の原因は、三叉神経と関係しています。
 

片頭痛は、脳の血管が急激に拡張することによって三叉神経を刺激することによって発症するといわれています。
 

三叉神経は、刺激を受けると神経ペプチドと呼ばれる物質を放出します。
 

これが血管周囲に炎症を起こすため痛みが生じるのではないかと言われています。
 

この三叉神経への刺激が大脳に伝えられる途中で、吐き気や嘔吐をコントロールする嘔吐中枢を刺激するため、そのような症状が生じるというわけなのです。
 

目がちかちかするのはなぜ?

また、片頭痛に苦しむ人の20%から30%の人に
 
目がちかちかする
視界の中央がぼやける
部分的に見えなくなる
 
などの症状が現れます。
 

三叉神経の炎症が大脳に伝わるときに視覚や嗅覚、聴覚などを伝える中枢も刺激されるため、光や音、においに敏感になるのです。
 

片頭痛の痛みと吐き気の対処法は?

まずは、片頭痛の治療に使われるお薬について調べてみましょう。
 

トリプタン系薬剤

トリプタン系薬剤は、痛みのある血管と三叉神経の両方に有効なお薬で、次のようなはたらきがあります。
 
広がりすぎた脳の血管を元の状態に戻す
拡張した血管によって刺激された三叉神経が炎症の原因となる神経ペプチドを放出するのを抑制する
三叉神経から大脳へ刺激が伝わるのをブロックして、光や音への過敏反応や吐き気や嘔吐を抑える。
 
トリプタン系薬剤で大切なのは、服用のタイミングです。片頭痛が始まったばかりの軽いときに服用します。まだ痛みが始まっていない前兆期や痛みが激しくなってしまった後に服用しても、効果が得られません。飲むタイミングが非常に重要です。
 

エルゴタミン製剤

血管を収縮する作用のある薬です。トリプタン系薬剤が合わない方に処方されます。血管収縮作用のほかに、子宮収縮作用もあるので妊娠中や搾乳中の方には使用できません。また、前兆期または痛みのごく初期に服用しないと効き目がありません。
 

吐き気止め

吐き気が非常に強いときには、吐き気止めの薬(プリンぺランナウゼリン)が処方されます。
 
頭痛薬を吐き出してしまうのを抑える
胃の動きを良くして薬の吸収を促進する
ドーパミン拮抗作用というはたらきで、頭痛を抑える
 
などの効果が期待できます。吐き気が強い方は、病院で相談してみるのもいいでしょう。
 

日常生活で気を付けること

血管を拡げる作用のあるポリフェノールを多く含む食品は、注意しましょう。

赤ワイン
チョコレート
チーズ
柑橘類
 
などは、片頭痛を引き起こしやすいといわれています。
 

また、まぶしい光や騒音、疲労やストレス、ホルモン製剤を使用するときなどにも注意した方が良さそうです。
 

片頭痛吐き気2

 

片頭痛は、痛みが治まれば何事もなかったかのように普通の生活に戻れます。
 

ついつい、「ちょっとの間だから我慢してしまおう」と様子を見てしまう方も多いのではないでしょうか。
 

でも、片頭痛は、慢性化・難治化させないことが大切です。
 

悪化させる前に、早めに病院に行きましょう。

 

Sponsored Links