痛風贅沢病

痛風とは、通称で、本当の名前は「高尿酸血症」と言います。身体に尿酸が溜まって悪さをする病気ですね。
 

一昔前、「贅沢品を食べるからだ」と、粗食、小食をする民衆は、足の親指を腫らして歩きにくくなっている中年男性を笑いました。
 

ですが、それが今ではちょっと変わってきているようです。では、現代における高尿酸血症を究明していきましょう。
 

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痛風の認識の変化!!食習慣の変化による痛風患者さ増加とは。

その始まりは、1890年代にさかのぼります。明治時代、日本人に痛風は無いと言われた時代がありました。
 

ですが、文明開化による欧米文化を取り入れ出した日本でも、食生活、生活習慣の変化から、どうしてか痛風を発症する人が増えてきたようです。
 

ですが、その欧米化のライフスタイルを取り入れられたのは、一部の高級階層の日本人のみで、多くの日本人はこれまでの生活を変えることなく、菜食中心の米飯生活をであったため、その人たちの認識として、贅沢できる人たちのかかる病気。
 

 

そして、戦前、戦中までこの思想が続き、戦下中では、より一層のその思想が高まったようです。
 

戦争に行かない民衆、女、子供にはより一層の貧しい生活を強いられ、戦争に加担する人々には食の充実が図られていったようです。
 

食糧事情が悪くなり、民衆はより一層痛風と無縁となったのです。そして、戦後、ようやく食糧事情も安定し、日常生活を取り戻していくわけですが、痛風になるほどの生活水準の改善はなされません。
 

迎えた高度成長期、一気に勢いづいた日本は、誰しも好景気で心も身体も、財布も弾むようになります。食生活は欧米化し、日本人は、関を切ったように高カロリー、高脂肪、嗜好品を求めるようになります。
 

お酒も当然のようにあふれる生活となり、忙しくも充実した生活を手に入れました。これまで口にしていなかったような、牛肉、肉のホルモンや肝、魚の内臓や白子、うにやいくら、魚の干物珍しい食べ物が誰でも口に出来る時代に入ったのです。
 

そうして生まれた生活習慣病

これまで贅沢病と言われた高尿酸血症=痛風は、誰でも安定した生活ができる、誰でも似たようなお財布事情で荒れる日本で生活習慣病に変化していきました。
 

スーパーに行けば、「お酒」は手に入る、「肉」「魚」も簡単に食卓に並ぶ、回転寿司で「いくら」も「うに」も、「白子」も食べられる世の中になっているのです。
 

今では回転ずしも一皿100円の時代となりました。このように、いつでもだれでも贅沢ではなく、当たり前に食を楽しめる時代になったのです。
 

そして、生活習慣の変化が変えた高尿酸血症。

これまで、中高年の人たちが、それなりの収入を得られ始めて豪勢な生活ができるから痛風になると思われていました。
 

ですが、今では20代、30代でも痛風患者さんが居る時代です。その痛風の原因が、ストレス、過労、食生活の変調からと言われる為に、低年齢化が進んでいます。
 

仕事の接待、付き合いでしたくもない外食を繰り返す若者、付き合いたくもないのに付き合わなければならないストレス、忙しすぎてわれを顧みることができない日常、食事時間のばらつきや短時間でさっと食べなければならない仕事、私生活事情で若者でも痛風を患う時代になっています。
 

これが、何より痛風が生活習慣病と言われる由縁なのです。
 

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生活習慣病としての痛風を改善する策とは?

痛風を改善させるためには、尿酸を溜めこまないこと、尿酸を排泄する事が大切です。
 

ですが、日本人に多い高尿酸血症の分類として、尿酸排泄低下型が多いと言う事から、尿酸を作らないようにする方法が先決です。
 

発生させないことで溜めないこと、それをしてから排泄を円滑にする方法考えましょう。
 

1.尿酸を発生させないこと。

プリン体を摂らない:鶏のレバー、魚の内臓やホルモン、魚卵、干物、煮干し、かつお節、牛肉や豚肉の脂身など
 

アルコールを制限する:日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウィスキーなど
 

肉体的・精神的ストレスを緩和する:ストレスによる臓器の代謝機能低下、活性酸素増加を阻止し、身体の酸化を抑制する。
 

2.尿酸を排泄すること。

水分摂取を十分に摂る:尿としての尿酸排泄を促す為に、一日2000ml以上の水、お湯、麦茶などの刺激性の少ない物を摂る。
 

アルカリ性食材と食物繊維を摂る:緑黄色野菜、海藻、きのこ葉物野菜、穀物を多く摂り、酸性化した身体を中和する。
 

軽い運動で汗を流す:汗として尿酸を排泄することと、リフレッシュによるストレス発散を図る。
 

まとめ

実は、うどんやラーメンの出汁に使われる魚介スープや削り節、動物性の骨にもプリン体を含むことがあり、気にして食べていない分、知らないうちに摂取しているプリン体も多くあります。
 

食べ方にも重要なポイントがあり、揚げるより、蒸す、茹でることでプリン体をカットする事が出来ます。贅沢病と言われた高尿酸血症は、今や大衆病、生活習慣病となっています。
 

あの先輩のように、あの上司のように、自分の親や兄弟のように、あの辛そうな痛風を発症しない生活習慣に見直していかなければなりません。

 

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