糖尿病尿

 

「糖尿病」という病名通り、血液中のブドウ糖が尿中に排出されてしまうのが糖尿病です。
 

日本人の糖尿病は、95%がⅡ型糖尿病です。
 

食べ過ぎや肥満、運動不足が原因でインスリンのはたらきが弱くなり、ブドウ糖の身体への分配がすすまずに血液中のブドウ糖の濃度が高いままになって尿中にも排出されるようになります。
 

では、尿をチェックすれば糖尿病かどうかわかるのでしょうか?
 

糖尿病の人の尿には何か特徴はあるのでしょうか?
 

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糖尿病の尿は泡立っている?

 
糖尿病の人の尿の特徴としてよく取り上げられる症状として、「尿の泡」があります。
 

実際の糖尿病経験者の方のはなしでも、「尿が泡立っていた」というのは本当のことのようです。
 

ではなぜ、尿が泡立つのでしょうか?
 

糖尿病の人の尿には「糖」や「蛋白」が多く含まれます。
 

これは血液中の高濃度の糖が腎臓の毛細血管にダメージを与えて腎臓が正常にはたらかず、尿中に出てしまうためです。
 

「尿蛋白」が多いと尿の粘性が高まって泡がたつようになるのです。
 

尿たんぱくは強いストレスや疲れなどでも出ることがあるため、一時的なものなら心配ありません。
 

でも、毎日のように尿が泡立っているならば、糖尿病を疑ってみた方がいいかもしれません。

糖尿病の尿の匂いは?本当に甘いにおいがするの?

 
糖尿病では、尿から甘いまたは甘酸っぱい匂いがすることが知られています。
 

これは当然、尿に検出される糖のせいですよね。
 

でも、尿の匂いだけで本当に糖尿病と判断してよいのでしょうか。
 

答えはノーです。
 

例えば、健康な人でも食べたり飲んだりしたものの匂いが尿に出ることがあるのです。
 

また、水分の摂取量が少ないときも、尿の匂いが強く出ることがあります。
 

水分量が少なくなって濃度が高くなるからですね。
 

厳密にいうと、血糖値が170mg/DLを超えると尿に糖が出るようになります。
 

水分もしっかり取れているのに甘いにおいがする、強いアンモニア臭がする、また、もともと血糖値やHbA1cが高めという人は、糖尿病を疑って検査を受けてみた方がいいかもしれません。
 

糖尿病の尿の色ってどんな色なの?

 
健康な人の尿の色は「麦わら色」をしているそうです。
 

一般に糖尿病の人の尿は無色透明またはうすい黄色と言われています。
 

血糖値が高い状態が続くと、糖を薄めようというはたらきから血液中に水分が集まるため、のどが渇きます。
 

これによって水分をたくさん摂るようになるため、尿が薄まり透明かまたは薄い黄色い尿が頻繁に出るようになるというのが専門家の意見です。
 

健康な人の尿の量が1日に1500ccから2000ccであるのに対し、糖尿病の人では3000ccから3500ccにもなるというのですから、色の薄い尿が出るというのもうなずけます。
 

でも、糖尿病患者の経験談からすると、糖尿病の尿の色は濃い黄色だったという意見もあるのです。
 

結論からすると、尿の色は食べたものや摂った水分の量によっても変わってしまうので、尿の色だけでは糖尿病と判断するのは難しいのです。
 

糖尿病の人は尿の量と回数にも特徴があります

 
尿の色のところでお話ししたように、糖尿病の人は尿の量が増えるため、回数も増えます。
 

健康な人の尿量は1日に1500ccから2000ccほどでトイレに行く回数は1日に7回ほどですが、糖尿病の人では1日に3000ccから3500ccの尿の量がでて、トイレに行く回数は昼間だけでも10から15回、夜間だけでも4、5回になるというのですから大変ですね。
 

もし、尿の色が薄いうえに、周囲の人に比べてトイレに行く回数が多いなと気づいたら、糖尿病の検査に行きましょう。

 

尿を観察するだけでいろいろなことがわかるのですね。
 

尿には、肝臓や腎臓の病気など、糖尿病以外の病気のサインが隠されていることもあります。
 

流す前に、尿チェック、必要かもしれません。

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