糖尿病ステージ

 

糖尿病はここ30年くらいの間に加速度的に患者数が増加していて、すでに国民病ともいわれています。
 

糖尿病は、初期の段階でのどこかが痛んだり、内臓がおかしくなったりといった自覚症状がほとんどないことも、糖尿病の患者が増えている原因かもしれません。
 

のどの渇きや易疲労感、多尿多飲などの自覚症状が現れたときにはすでにステージが進行していることが少なくありません。
 

糖尿病の合併症は、心筋梗塞や脳卒中など、命にかかわる深刻な合併症もあることから、早期発見と治療の開始が欠かせません。
 

放置しておいた場合、糖尿病の人の平均寿命は男性で10年、女性で13年短いとも言われているのです。
 

では、糖尿病のステージとそれぞれのステージでの症状について調べてみましょう。
 

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糖尿病のステージと症状

 
糖尿病のステージは軽症をステージ1として1~6まであります。
 

進行の程度によって症状も異なってくるため、自分の病状を把握し進行を阻止する上でもどのようなことに注意すべきかについて知っておくことがおすすめです。
 

ステージ1(境界型・前糖尿病段階)

空腹時血糖値が110から126mg/DL
ブドウ糖負荷試験 60分値が180mg/DL以上、120分値が140から200mg/DL
 
自覚症状はほとんどありませんが、境界型といっても、心筋梗塞や脳卒中が起きる確率は糖尿病と変わらず、この段階から進行させないことがとても大事です
 
運動や食事療法で肥満を防ぎ、糖尿病の検査を定期的に受けましょう。
 

ステージ2(糖尿病だが、合併症未発症)

空腹時血糖値が126mg/DL以上
ブドウ糖負荷試験 120分値が200mg/DL以上
 
この段階から糖尿病になります。
 
すぐに、尿アルブミン値と血清クレアチニン値の検査をしてください。
 
尿アルブミン値が18以下なら合併症は未発症です。
 
自覚症状はほとんどないと思われますが、これ以上進行させないという決意ですぐに治療を開始してください。
 
治療の基本は血糖値のコントロールです。
 
治療はHbA1cの値を目安に行われます。
 
この値が6.5未満ならば、合併症の心配はまずないでしょう。
 

ステージ3(糖尿病と軽度合併症)

空腹時血糖値が126mg/DL以上
ブドウ糖負荷試験 120分値が200mg/DL以上
尿アルブミン値が19から300
 
この段階でも自覚症状はないことがほとんどです。
 
尿のアルブミン値が19を超えるのは発症後5年以上たってからと言われていますが、神経障害が始まっている恐れがあります。
 
でも、この段階ではまだ治る可能性があるので、すぐに治療を開始しましょう。
 

ステージ4(糖尿病と中度合併症)

空腹時血糖値が126mg/DL以上
ブドウ糖負荷試験 120分値が200mg/DL以上
尿アルブミン値が301以上
血清クレアチニン値が1.09以下
 
この段階では合併症は、
糖尿病性腎症は第3期で治る確率は50%程度
神経障害は中度でしびれによって眠れないこともある状態
糖尿病網膜症は増殖前網膜症(出血が見られる)
 
程度まで進んでいます。
 
治すのが難しい段階に入っています。
 
HbA1cを6.5未満(合併症がない段階)まで戻す治療を行いながら、合併症対策もしていきます。
 
インスリンの投与も始まるかもしれません。
 

ステージ5(糖尿病と重度合併症)

空腹時血糖値が126mg/DL以上
ブドウ糖負荷試験 120分値が200mg/DL以上
尿アルブミン値が301以上
血清クレアチニン値が1.1以上8未満
 
この段階では、合併症はさらに進んでおり、治らない段階にきているといえます。
 
糖尿病腎症は第4期(治らない)
神経障害は中期から末期
糖尿病網膜症は失明の危険
 
まで進んでいます。
 
身体の糖化や酸化を抑える治療が中心となります。
 
放置すれば失明や命の危険にさらされますのであきらめず、しっかりと治療に取り組みましょう。
 

ステージ6(糖尿病と血液透析が必要)

空腹時血糖値が126mg/DL以上
ブドウ糖負荷試験 120分値が200mg/DL以上
尿アルブミン値が301以上
血清クレアチニン値が8以上
 
血液透析は避けられず、命にかかわる段階です。
 
合併症もすでに末期に入っています。
 
ここまで来るまでに何とかしなければなりません。
 

主治医の指示を守ってしっかりと治療に専念しましょう。

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