糖尿病血糖値管理

 

糖尿病は、インスリンのはたらきが悪くなって、血液中のブドウ糖濃度である血糖値が下がらずに高い値が続く状態です。
 

血糖値が高い状態が続くと、血管が傷付いたり糖尿病性網膜症や脳卒中、心筋梗塞などの深刻な合併症につながる危険が高くなります。
 

食生活に注意し、運動を取り入れるなどして血糖値をコントロールしておくことが治療の基本です。
 

では、血糖値の正常な値というのはいくつなのでしょうか。
 

また、血糖値が上昇していくと、どんな症状が現れるのでしょうか。
 

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血糖値を管理するためには、まず血糖値の正常値を知らなくっちゃ!

 
血糖値を管理するためにはまずは正常な値を知らなければなりませんね。
 

では、血糖値はいくつまでなら正常なのでしょうか。
 

空腹時血糖値

9時間にわたって絶食した後に計測した血糖値です。
この値が、126mg/DL以上の場合に糖尿病が疑われます。
正常な人では食後でも140mg/DLを超えることはまずありません。
日本糖尿病学会の分類によれば、80~110mg/DLは優、110~130mg/DLが良、130?160mg/DLが可、160mg/DL以上が不可となっています。
 

75gOGTT2時間値

75gのブドウ糖を飲んだ後の血糖値です。
正常値は140mg/DL未満、糖尿病と疑われるのは200mg/DL以上の場合です。
 

随時血糖値

随時血糖値は特に食事と関係なく計測した血糖値のことです。
この値が200mg/DLになると糖尿病が疑われますが、この数値に関しては糖尿病学会による細かな分類はありません。
 

見逃してはいけない、身体からのサイン

 
糖尿病は気づかないうちに進行するとよく言われます。
 

血糖値が上がっていても、自覚症状がほとんどないことが原因です。
 

知らぬ間に進行していく糖尿病、血糖値上昇のサインに気付く方法はないのでしょうか。
 

血糖値が上がると実はどんな症状が表れているのでしょうか。
 

血糖値上昇で表れる、身体からのこんなサイン

もちろん個人差はありますが、血糖値が250mg/DLを超えると、
眠くなる
思考力が低下する
疲れやすくなる
 
などの症状が現れるようです。
 

これらの症状は仕事の疲れや更年期症状、うつ病などの症状とも区別がつかないため、見逃されてしまうのかもしれませんね。
 

血糖値が300mg/DLを超えると、
のどが渇く
皮膚に湿疹などができる
食べてもすぐにおなかが空く
体重が減る
吐き気や嘔吐
腹痛と下痢
 
などの症状が表れます。
 

のどの渇きは、高血糖で高くなった血液中のブドウ糖濃度を薄めるために体中の水分が血管内に集まるために起きる症状です。
 

脱水症状がすすむことによって体内の電解質のバランスが崩れて吐き気や嘔吐、腹痛や下痢といった症状も現れます。
 

糖尿病なのに体重が減るということに違和感を覚える人もいるかもしれません。
 

インスリンは血液中の糖分を体の細胞に取り込ませたり、肝臓や筋肉で貯蔵したりするはたらきがあります。
 

このはたらきが弱くなっているため、ブドウ糖が体に分配されずに尿中から排出されてしまうのです。
 

このため、糖尿病なのにやせてくるといった症状がみられるようになります。
 

「やせてうれしい」と喜んでいてはいけない状態なのです。
 

高血糖がすすみ、500mg/DLを越えてくると、非常に危険な状態です。

 

昏睡など、命にかかわる症状が表れます。
 

Ⅱ型糖尿病の人が感染症やけがなどで高血糖状態に陥ったときにおこりやすい合併症です。
 

また、高齢者にも起こりやすいのが特徴です。
 

糖尿病性昏睡は、少し休めばおさまるというものではなくそのままにしておくと命の危険があります。

 

すぐに病院に連れていきましょう。
 

定期健康診断を利用したりしながら、自分の血糖値を頭に入れておきたいですね。
 

早い段階で血糖値の異常に気づくことができれば、薬を使わずに食事療法や運動療法を取り入れながら血糖値をコントロールしていくことができるのです。

 

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