納豆 賞味期限

 

 

『食べるほど いのちを伸ばす 糸納豆』(90代 男性)、この川柳で詠われるように、まさに日本人の健康を支えてきた納豆
 

通の人にとっては、賞味期限はあってないようなもの。まして2~3日過ぎたくらいでは問題にならず、逆に『熟成して美味しくなる』と言う意見も多数です。
 

ただ、そこまで割り切れない人にとっては、賞味期限はやはり気になりますよね。あやふやな納豆の賞味期限についてお伝えします。
 

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賞味期限が切れた納豆を食べても大丈夫?

賞味期限が切れた食品を食べるかどうか迷うのは、『お腹を壊しはしないか?』と健康を気遣うからです。その反面、『もったいない』『1~2日位なら』『見た目は全然大丈夫そう』とも思いますよね。
 

これが納豆ともなれば『もともと腐っているようなものだから心配ない』という大義名分が頭に浮かぶので、数日の期限切れくらいなら躊躇なく食べる人は多いようです。
 

そもそも「賞味期限と消費期限」と「発酵と腐敗」の違いは何でしょうか?
 

賞味期限と消費期限の違い

加工食品には必ずどちらかの表示があります。開封前の状態で定められた方法により保持した場合の制限となります。
 

●賞味期限 ⇒ 「美味しく食べられる期限」です。
 

5日を超える長期保存が可能な食品に表示します。昔は「品質保持期限」と表示されていました。味についての表示なので、過ぎても食べることが出来ます。
 
●消費期限 ⇒ 「安心して食べられる期限」です。
 

5日以内に品質が低下したり、傷みやすい食品や食材に表示されますので、期限内に消費するようにしましょう。
 

納豆は「賞味期限」となっています。賞味期限の場合は、期限が切れた後、食べられるかどうかは個人の判断に任せられます。
 

では、世の納豆好きはどの位までの期限切れなら食べているのか、その声を集めてみました。
 
 

賞味期限切れの納豆は熟成されて美味しい?

  • 『もともと発酵してるので半月は全然OKです』
  • 『カビさえなければ3週間は大丈夫です』
  • 『1か月過ぎは当たり前に食べてます』
  • 『賞味期限から8日過ぎたものを食べたら、うまみ成分が増えたようで美味でした』
  • 『10日過ぎた納豆は、熟成されて美味しかったです』
  • 『私はわざと賞味期限が近いものを選んで買ってます。そのほうが匂いが強くなっていて美味しいからです』
  • 『食べ忘れていた2か月前の納豆を食べたけど、問題ありませんでした』

 

中には、90日後の納豆を食べて大丈夫だった人もいましたが、1週間過ぎた納豆を食べてお腹を壊した人もいました。季節や保温状態、その人の体質などでも違ってきます。
 

また、100人にネット調査をしたものでは賞味期限後は平均7日間までなら大丈夫という結果もありました。
 

納豆製造会社に聞く「賞味期限が切れた場合は?」

では、納豆の製造会社の意見はどうなのでしょうか?(以下タカノフーズ株式会社のホームページより抜粋 )

Q.賞味期限が過ぎた納豆は食べられますか?
 
A.期限を過ぎると、風味が落ちてきたり臭いが強くなってしまいます。いずれも本来の風味は損なわれてしまうので、お召し上がり頂くことはお勧めできません。
 
Q.賞味期限が過ぎると納豆はどうなってしまうのですか(腐るのですか)?
 
A.外観が茶色っぽくドロッと溶けたような状態になり、ツンとする臭いや、焦げたような臭いが発生します。食べるとシャリシャリとした砂を噛んだような食感があり、苦味があります。さらに日がたつと表面に白い粒粒したアミノ酸の結晶が表れてきます。いずれも健康に害になるとは考えにくいのですが、本来の風味は失われてしまいます。

 
作る側としては、一番美味しい状態で食べて欲しいので、賞味期限を守って欲しいということです。
 

ただ、やはり納豆は新しいものより賞味期限ぎりぎりになる方が発酵が進み、栄養や旨味が高まっていきます。納豆好きの人達の味覚は確かなようです。
 

余談ですが、添付のタレは「味や香りが悪くなり、水分が袋から徐々に蒸発してタレの塩分か結晶化することがあるので、賞味期限内に召し上がって下さい」とのことでした。
 

賞味期限切れ、どこまでなら食べられる?

企業側が提唱する「平均的な美味しさ」の度合いを超えて、「より熟成されたものを食べたい」という納豆通の人達は、どこで「食べる」「食べない」の線引きをしているのでしょうか?
 

言い換えれば「熟成(発酵)」と「腐敗」の境目はどこなのでしょうか?大雑把に言うと、
 

  • 糖類が分解されて乳酸菌やアルコールが生成されるのが「発酵」です。タンパク質が分解されて、硫化水素やアンモニアを発生させるのが「腐敗」です。ただし、すべてのものが当てはまる事ではなく、結局は大した違いがないので、人に有益な作用を起こすと「発酵」と呼ばれ、人に害をあたえるものを「腐敗」と呼んでいるのです。

納豆も賞味期限が過ぎてアンモニア臭がしてきたら、発酵から腐敗に変わったとみて、食べるのを控えた方がいいでしょう。
 

納豆は必ず10℃以下で保存

賞味期限については、当然きちんと冷蔵庫(10℃以下)に保管してある場合の話です。
 

長時間常温に放置したり、持ち歩いたりしたものは発酵が進み、アンモニア臭がしてくることがあります。
 

それだけで体に害を及ぼすことはありませんが、納豆菌以外の菌が繁殖している可能性もありますから、食べるのは控えた方がいいでしょう。
 

納豆は冷凍保存も可能

おかずが足りない時、または栄養が偏っている時、「納豆が冷蔵庫にあれば何とかなる」という、変な安心感があったりしませんか。
 

そんな人には冷凍保存がおすすめです。買ってきたパックのまま冷凍してもいいですし、パックから出してタッパーやフリーザーバッグに入れて冷凍してもOK。
 

1ヵ月位なら味や成分も変わりありません。もちろん冷凍しても、納豆菌は休眠状態で、死滅することはありません。食べる前日に冷蔵庫に戻すか、常温で自然解凍すれば普通に食べることができます。
 

まとめ

多くの人は納豆の賞味期限を、かなりゆるく考えています。また、実際かなりの日数が過ぎても人体には何の影響もないことがほとんどのようです。
 

今までの経験上大丈夫だと思っても、一応アンモニア臭がしないか、カビが発生していないか確認して下さいね。
 

どこからか納豆菌以外の菌が付着することもあります。時間の経過と共に納豆も「カビる、腐る」ものだということを認識しておきましょう。
 

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