納豆 食べ過ぎ ホルモンバランス

 

 

栄養の宝庫納豆。簡単で安くて調理しなくて食べられるパーフェクトな納豆。「つい何個でも食べちゃう」という人、意外と多いのです。
 

「トッピングを色々変えれば、納豆だけでも生きていけるのでは?」そんな考えをする人もいます。そこで1日何パックまでなら食べても大丈夫なのか?制限はあるのか?
 

先に答えを言えば、ズバリ「1日2パック」までが理想です。その理由を詳しくお伝えします。
 

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納豆の食べ過ぎは体に害を及ぼす?

納豆の食べ過ぎが悪いというより、納豆に含まれる成分を過剰に摂りすぎると「害がある」ということです。では、それはどのような「害」になるのか?
 

女性の美しさを高める「イソフラボン」

納豆に含まれるイソフラボンは、女性のホルモン「エストロゲン」に近い性質を持っています。
 

そのため、納豆を食べ過ぎるとホルモンバランスが乱れるとウワサされています。果たして本当なのでしょうか?
 

イソフラボンの働きは多様で、女性にとっては必要な成分なのです。まずは、その優れた効能をみてみましょう。
 

  • コレステロール値の上昇を抑える
  • 骨を丈夫にして骨粗しょう症の予防と改善
  • 抗酸化作用の働きによる老化防止
  • 髪にツヤを出し、肌のきめを整え、女性らしい身体をつくる
  • 更年期障害で起こるイライラや頭痛などの症状の緩和と改善、精神の安定
  • ガンの発症を抑える
  • アルツハイマー病の予防

美容から健康まで幅広い影響があります。これは、ぜひとも体に取り入れたいものです。
 

イソフラボンの過剰摂取による副作用

イソフラボンの1日の摂取量は70㎎~75㎎です。納豆1パックのイソフラボン含有量は約36㎎です。
 

けれど、実際は食品によるイソフラボンの過剰摂取による副作用はほとんど例がありません。食事からでは取り過ぎる心配はないのです。
 

むしろ更年期になると減少してくるので、ぜひ納豆や大豆製品などイソフラボンが豊富に含まれているものをたくさん食べて欲しいのです。
 

一般に過剰に摂りすぎると問題視されるのは、サプリメントの場合に限ります。
 

お腹スッキリ便秘解消「食物繊維」

納豆には、第六の栄養素と言われる食物繊維が豊富に含まれています。
 

しかも「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」がバランスよく含まれ、整腸作用に優れています。
 

納豆には、ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖も含まれているので、食物繊維との相乗効果で便秘の解消にはとても効果的です。
 

食物繊維の過剰摂取による「下痢」

不溶性食物繊維は水を吸収して膨らみ、腸を刺激します。過剰に摂取した場合、ぜん動運動が異常に活発になり、腸内での水分吸収がうまくいかなくなります。
 

水分を十分に吸収する前に便の排泄を促し、結果下痢になってしまいます。これも、納豆1~2パックまでなら問題ありません。
 

血液サラサラ若返り「セレン」

納豆には「セレン」という物質が入っています。どういう役割をするのかというと、
 

脳血栓や心筋梗塞を予防する

血管を拡張させ、血液が固まるのを防ぐ働きがあります。

ガン予防

強力な抗酸化作用があり、ガンの発生や転移を抑える働きがあります。特に肺がん・大腸がん・前立腺がんには有効です。

アンチエイジング効果

抗酸化作用が高く、老化の原因となる活性酸素を除去します。ビタミンEと一緒に摂ると更に効果的に働きます。

健康回復

免疫系の働きを正常に戻し、健康回復への効果は抜群です。また、甲状腺ホルモンを活性化し、基礎代謝を高めてくれます。

セレンの過剰摂取による「脱毛」

納豆1パック(約50g)には、117マイクログラムのセレンが含まれています。1日の必要な摂取量は400マイクログラム以下となっています。
 

セレンは、豆類、味噌、きのこ、のり、胡麻などにも含まれていて、日本人のほとんどはセレンが不足することはないので、摂り過ぎには注意が必要です。
 

もし、過剰に摂取した場合は、胃腸障害、脱毛症、爪に白い斑点が出来る、ニンニクのような口臭、肌荒れ、疲労、嘔吐などの中毒症状が出ます。
 

納豆1~2パックなら全く問題なしです。
 

納豆に入っている「プリン体」、痛風の人は食べない方がいいの?

痛風は身体の中に増えすぎた「尿酸」が溜まり、結晶化することで起こる病気です。プリン体はこの尿酸の材料となるものです。ですから、痛風患者はプリン体を多く含む食品をなるべく避けて食べます。
 

ひょっとしたら、それが理由で納豆を我慢して、食べない人もいるかもしれません。ところが最近の研究では、食品から摂取されるプリン体は2割、残りの8割は体内で作られることが分かってきました。
 

ですから、過剰に納豆のプリン体を恐れることはありません。普通に食べる分には大丈夫です。食事で摂取できるプリン体は1日に400㎎です。納豆1パックにはプリン体が56㎎入っています。
 

他の食材からのプリン体摂取を考えても、1~2パックなら許容範囲です。ちなみに、プリン体は肉や魚、野菜、海藻類など殆どの食品に含まれています。
 

現在は、痛風にプリン体の食事制限はあまり意味が無いことが明らかになりました。それどころか、納豆の良質な植物性たんぱく質は、痛風になるリスクを減らしてくれるのです。ぜひ積極的に納豆を食べて下さい。
 

糖尿病の人は納豆を食べてはダメなの?

糖尿病は生活習慣病の一つで、血液の血糖値が異常に高くなる病気です。
 

初期段階では疲れやすくなったり、症状が進むと脳卒中や動脈硬化を引き起こす恐れがあります。
 

また色々な合併症を起こしやすくなるので、早急に薬や食事などで改善する必要があります。
 

納豆は血糖値を正常にしてくれるので、糖尿病の人には食べて欲しい

納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は、コレステロール値を下げ、血をサラサラにするので、血栓予防に大きな効果があります。
 

このナットウキナーゼが、血糖値を下げる効果を持っているのです。さらに、血糖値の上昇を抑える効果があることも、最近わかってきました。
 

他にも納豆に含まれる「レシチン」が、糖尿病の合併症で起こる、網膜症を防いでくれます。その他の糖尿病の合併症のリスクを、軽減してくれると言われています。
 

まさに納豆は、糖尿病の人、また糖尿病予備軍の人にはぜひ食べて欲しい食品なのです。
 

ワーファリンを服用している人に納豆はNG

すでに糖尿病と診断され、お薬を貰っている人は要注意です。ワーファリン」とは、血液を固まりにくくするための薬で、血栓予防に使います。
 

糖尿病が進むと心筋梗塞を防ぐためワーファリンを処方されることがあります。納豆は世界の食品での中で「ビタミンK2」が一番多く含まれている食品なのです。
 

ビタミンK2は肝臓に取り込まれて、正常な血液凝固を促す働きがあります。これが、ワーファリンの働きを阻害するため、ワーファリンを服用している人は納豆を食べない方がいいと言われるのです。
 

ワーファリンを製造している製薬会社エーザイは、ワーファリン服用患者に対して食生活における注意点として『絶対に摂取してはいけない食品は、納豆、クロレラ、青汁の3』としています。
 

まとめ

納豆は1日1~2パック食べるだけで、納豆に含まれる栄養素は充分にとれます。それ以上納豆を食べる必要はないのです。
 

害にはならなくても、納豆ばかり食べてないで、他の食材を食べるほうが健康にはいいに決まっています。
 

物足りないと思う人は、1~2パックを食べる時、よく噛んで食べるようにして下さい。その方が納豆の栄養をより効果的に吸収することができます。
 

大切なのは、一度にたくさん食べるより、毎日ずっと食べ続ける事なのです。
 

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