納豆 栄養 効果

 

 

納豆は、大豆を納豆菌によって発酵させた日本独自の発酵食品です。栄養素の数は44種類も含まれています。(ちなみに、におい成分は68種類あります) 
 

人が健康に生きていくのにために必要な栄養素がバランスよく含まれています。一つ一つ説明していたらキリがないので、ここでは納豆の知っていると役に立つ栄養素とその効果をまとめてみました。
 

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血栓を溶かす納豆の効果「ナットウキナーゼ」

「ナットウキナーゼ」は納豆だけに含まれる機能成分で、ズバリ「血栓を分解する酵素」なんです。しかも、あらゆる角度から働きかけるのです。
 

  • 血栓の素となるフィブリンというタンパク質に直接働きかけ、分解(溶解)します。
  • もともと身体の中に存在している血栓の溶解酵素を、活性化させます。
  • さらにその血栓溶解酵素を作り出す組織も、増大させてくれます。
  • 血栓を溶かす酵素を邪魔する物質があるのですが、それを見つけては分解してくれます。

自分でも血栓を溶かし、さらに体に備わっている血栓を溶かす力も強めてくれる、血栓を予防するには最強の成分なのです。
 

血液サラサラは健康の第一歩

血栓に効くナットウキナーゼが、なぜそんなに必要なのか。それは、血管が詰まることが死亡の原因になるからです。
 

平成20年に厚生労働省が発表した死因順位によると、『第1位は悪性新生物で34万2849人、第2位は心疾患18万1822人、第3位は脳血管疾患12万6944人となっている。』とあります。
 

1位のガンが全体の3割を占めていますが、第2位の心疾患と3位の脳血管はどちらも血栓によって血管が詰まったことが原因で引き起こされるもので、ふたつを合わせるとガンと同じ全体の約3割にあたります。
 

血栓を予防する納豆(ナットウキナーゼ)は健康には必要な栄養なんです。血栓予防を意識して納豆を食べる時は、夕食時をおすすめします。
 

血栓は深夜から早朝の間に出来やすいからです。また、年齢で言えば35歳あたりから血栓率が高まります。注意したいのは、ナットウキナーゼは「熱に弱い」ということ。加熱は出来る限り控えましょう。
 

納豆は腸内環境を整えてくれます

 
ほとんどの市販の納豆は、一人分ずつに小分けされています。平均1パック45グラム程ですが、この中にはニンジン1本分の食物繊維が含まれています。
 

食物繊維は腸内細菌と一緒に有害物質を絡めて体外へ排出してくれる働きがあります。もう一つ、強力に腸内環境を整えてくれるのが、「納豆菌」です。
 

大豆を発酵させて納豆にしてくれるのが「納豆菌」です。この納豆菌は胃酸に耐え、腸内で大活躍してくれるのです。
 

100兆個の腸内細菌を元気にしてくれる「納豆菌」

身体の中に出来るがん細胞、また外から入り込むウイルスや細菌をすべて撃退してくれるのが免疫細胞です。その7割は腸で造られます。
 

腸内には100種類100兆個の微生物が存在していて、成長を促したり、老化や成人病を防いだりと、私たちの身体を守ってくれています。腸内がキレイで元気がないと免疫機能が働かなくなり、すぐに病気になってしまうのです。
 

納豆菌は健康の元の善玉菌を活発化し、さらに乳酸菌の何倍もの速さで腐敗菌を殺して、さらに腐敗菌が増えないよう抑えて、腸内環境を整えてくれます。その持続力も長持ちするので、下痢が速やかに止まります。
 

女性ホルモンを正常に保つ「イソフラボン」

大豆から作られる納豆には「イソフラボン」が含まれています。女性ホルモンに働きかけるので、更年期の女性には嬉しい栄養素です。骨粗しょう症の予防や美白・美肌にも効果があります。
 

また納豆には抗酸化作用や抗腫瘍効果もあり、大腸がんや乳がん、前立せんがんといったリスクを低下させる効果があります。
 

納豆の鉄分が女性に多い「隠れ貧血」に効果あり

厚生労働省の調査(平成24年)によると、日本人女性のすべての世代で鉄不足がみられるそうです。推奨量の1~2割ほど不足していて、女性の60%は「隠れ貧血」だと言われています。
 

納豆1パックには、1.5mgの「鉄分」が入っています。(一日に必要な鉄の量は女性10.5㎎、月経が無い場合は6.0㎎、男性7.0㎎です)鉄分は吸収されにくいので、納豆に卵を混ぜると吸収率が良くなります。
 

納豆の「ムチン」で免疫力アップ

納豆と言えばネバネバ、ネバネバと言えば「ムチン」です。ネバネバ食品にはこのムチンが豊富に含まれています。ムチンの働きはとても大切で、粘膜には必ず使われています。
 

胃の粘膜では胃酸から守ってくれ、目もムチンの働きで潤いを保ち、鼻や口、呼吸器もムチンが構成する粘膜によって免疫力を上げて、ウイルスや細菌から身体を守ってくれます。
 

また、タンパク質をエネルギー源として効率よく利用する働きがあるため、疲労回復の効果があります。風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどが流行る時には納豆をぜひ食べて欲しいですね。
 

納豆をかき回す回数は栄養には無関係

ところで、このネバネバが苦手という人も多いですよね。そんな時は、納豆を食べる前に箸先を味噌汁に少し浸けてみて下さい。
 

みそ汁に含まれる水分と塩分、温度がフラクタン(ネバネバの糸を引く成分)を不安定にして、糸を引きにくい状態にしてくれます。もちろん、糸を引かないからと言って、栄養成分には変わりありませんのでご安心下さい。
 

まとめ

納豆は平安時代の書物に名前が載っているほど、昔から食べられている食品です。けれど地域によって食べられたり、敬遠されたりしていました。
 

今のように全国的に食べられ始めたのは、平成に入ってからです。今ではどこのスーパーでも必ず数種類の納豆が置いてあります。
 

しかも値段は安いのに栄養満点、手軽に食べられて、アレンジも自由自在。納豆が苦手で食べていない人は、ちょっと損した気分です。今回この記事で、納豆パワーに気付いて食べられるようなったらとても嬉しいです。
 

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