頭痛平衡感覚

 

お酒を飲み過ぎた翌朝、睡眠不足、更年期障害、風邪などで熱があるときなど、いろいろな場面で足のふらつきやめまいを経験することは多いと思います。
 

でも、そのような理由もなく目がまわる、くらくらする、そしてさらに頭痛を伴う場合には、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などの、深刻な病気を疑った方がいいかもしれません。
 

では、頭痛に伴うめまいやふらつきで心配な病気について見ていきましょう。
 

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めまいやふらつきは、平衡感覚の異常

めまいやふらつきは耳の奥の内耳というところにある前庭器官によって感覚される前庭感覚深部感覚皮膚感覚視覚などによるもので、大脳、小脳などと連携することによって平衡感覚の機能が維持されています。
 

「平衡感覚」というと「三半規管」と反射的に覚えてしまった人も多いかと思いますが、このようにいろいろな器官がはたらいて生じる感覚なのです。
 

ですからひとくちに平衡感覚の異常といっても、原因は脳のいろいろな部位や内耳、聴神経など様々です。
 

めまいやふらつきなど平衡感覚の異常で心配な病気

脳内の運動機能を司る小脳や脳幹の近辺で脳出血や脳梗塞が起きたて脳が損傷を受けたり、脳腫瘍ができるなどして脳組織が障害を受けると、めまいやふらつきが起きることがあります。
 

脳梗塞

運動や細かい動作の調整を司どっている小脳や脳幹の栄養を担う血管に脳梗塞が起きると、その先の組織に血液が十分にいかなくなるために脳の細胞が壊死して平衡感覚の異常が生じます。脳梗塞は、動脈硬化や血栓などで脳の血管の血流が悪くなることによって起きます。麻痺や言語障害、意識障害が生じ、前兆として、めまいやふらつきがみられることがあります。
 

脳出血

高血圧などによって脳の血管にできたこぶである動脈瘤が破裂して脳の中に血液の塊が生じる病気です。「頭をバットで殴られるような」と表現される激しい痛みとともに出血が起きるとふらついてまっすぐ歩けない、意識障害、手足の片方だけの麻痺、徐々に強くなる頭痛などの症状も現れます。言語障害やまひが残るケースも多く、死亡率も高い危険な疾患です。
 

脳腫瘍

身体のバランスを保つ情報を脳に伝える前庭神経や脳の特定の部分に腫瘍ができると、めまいが起こります。脳腫瘍では頭蓋内にできた腫瘍が脳の組織に入り込んだり脳を圧迫したりして脳機能に障害をもたらします。早朝の頭痛と吐き気、嘔吐やけいれん、ふらつき、手足の麻痺などさまざまな症状をもたらします。
 

このような症状が見られたら、たとえ一過性のものであっても病院でくわしく検査してもらいましょう。
 

頭痛やめまいふらつきを生じるその他の病気

脳への血流不全

首から脳へとつながる椎骨動脈と脳底動脈の血流が不足すると、脳に十分な血液が行き届かず、めまいが生じます。これを、「椎骨脳底動脈循環不全」といいます。
 

自律神経失調症

精神的なストレスや過労が引き金となって自律神経のバランスが乱れ、心や体に不調が表れた状態です。頭痛、肩こり、倦怠感、めまいふらつき、不眠など、自律神経にかかわる様々な症状が表れます。
 

メニエール病

自分や周囲がぐるぐる回るめまいによるふらつき
どちらか一方の耳にだけ起きる耳鳴り
難聴
強い吐き気や嘔吐
などの症状が表れます。
 
過労やストレスなどがきっかけとなることが多い疾患で、深刻なものではありませんが、放置すると耳鳴りや難聴が悪化します
 

更年期障害

閉経前後の約10年間を更年期といいますが、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少により自律神経のバランスが乱れ、めまいやふらつきのほかにも頭重感やほてり、のぼせ、イライラ、息切れ、動悸、肩こり、抑うつなど様々な症状が表れます。
 

頭痛とめまいやふらつきなどの平衡感覚の障害が同時に現れる場合、心配なものとそうでないものがあります。
 

めまいやふらつき以外にも、
激しい頭痛
けいれん
言語障害
手足のしびれ
足がもつれる
手に力が入らずに、突然物を落とす
意識が遠くなる
などの症状が表れたら、迷わず病院へ行き検査を受けましょう。

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