頭痛脳梗塞

 

「あーなんだか頭が痛い…」
 

「頭や首がずーんと重―い」
 

頭がすっきりしないと、気分も沈みますね。
 

毎日のデスクワークの疲れや睡眠不足で済ませてしまいがちな、そんなよくある症状に、ご用心。
 

頭痛は、脳梗塞や脳腫瘍、くも膜下出血など、危険な病気の前兆でもあります。
 

では、危険な頭痛の原因のひとつである脳梗塞について、症状や、前兆、こわーいくも膜下出血との見分け方について見ていきましょう。
 

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脳梗塞について

脳梗塞は、動脈硬化などによって脳の血管がせまくなったりつまってしまい、血流が悪くなることで生じます。
 

血流が悪くなった部分から先は血液が十分にいきわたらなくなるため、細胞が壊死してしまい、壊死した部分の機能によって麻痺や言語障害などのさまざまな障害が生じます。
 

麻痺

脳梗塞の症状でいちばん多いのが麻痺症状です。
脳の運動野という部分が壊死してしまうことなどによって生じます。
片側の手足や顔面が麻痺してしまう片麻痺という症状が一般的です。
 

感覚障害

感覚中枢などが壊死してしまうことによっておこります。
感覚が鈍くなったり全くなくなってしまったりします。
痛みを生じることもあります。
 

失調

小脳や脳幹が壊死することで生じます。
細かな運動や歩行ができなくなったり、会話や平衡感覚の障害やめまいなどが起こります。
 

意識障害

脳幹や大脳皮質が破壊されたときなどに生じます。
意識レベルが低下する障害です。
 

構音障害・嚥下障害

言葉を話すことや、食べ物を飲み込む動きにも障害が出ます。
コミュニケーションや食事の摂取に問題が生じるため、QOL、生活の質が低下してしまいます。
脳幹の延髄という部分の障害です。
 

高次脳機能障害

視覚や聴覚など幅広い感覚が認識できなくなる失認や、言葉が出なくなる失語といった症状も多くみられます。
 

脳の損傷する部分によって、このように様々な機能の障害がみられることが特徴です。
 

早期発見のカギ、脳梗塞の前兆

こうなる前に、早く気づいて治療を開始したいですね。
 

では、よくみられる前兆とはどんなものでしょうか。
 

脳梗塞の前兆

片方の手足がしびれる
急に力が抜けて、持っているものを落としてしまう。
めまいがしてまっすぐに歩くことができない
ろれつが回らない
力はあるのに歩いたり立ったりできない
人が話していることを理解できない
文字が思うように書けない
ものが二重に見える
 

このような症状は一過性脳虚血といって一時的に脳の血流が悪くなることで起こります。
 

このような症状が頻繁に見られる場合は、すぐに治まったとしてもすぐに病院に行きましょう。
 

前兆のない脳梗塞

上記のような一過性脳虚血の症状がない脳梗塞の場合でも、何らかの前兆があります
 
頭痛や肩こりが突然起こる
めまいや耳鳴りがする
手足のしびれがある
何もないのにつまずく
足がもつれる
簡単な計算ができない
顔がしびれる
一時的に意識が遠くなる
ろれつが回らない
早口でしゃべりかけられると理解できない
食べ物を飲み込みにくくなったり、むせやすくなる
視野が欠けたり二重に見えたりする
突然気分が落ち込んだりうつ状態になる。
 

頭痛や頭重に加えてこのような症状がいくつか見られる場合は、脳梗塞の前兆かもしれないので、早く病院へ行きくわしい検査を受けましょう。
 

脳梗塞とくも膜下出血との見分け方

くも膜下出血などの脳出血では一般にはげしい頭痛とおう吐が突然起こります。
 

脳梗塞では一般にあまり激しい頭痛や嘔吐は見られません。
 

でも、出血の程度によってはくも膜下出血でも激しい痛みがなく、数日前からろれつが回らないなどの変化がみられるようなケースもあるので、何とも言えません。
 

どちらにしても、頭痛に加え上記のような症状がいくつも当てはまる場合には、病院で検査を受けましょう

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